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軽量で扱いやすいホンダ２馬力船外機ＢＡＡＣ型ほぼ現行ですね。
今回は今年初めての釣行前にエンジンを掛けようと思いましたがかからずとの事で
持ち込みでの修理です。

まずは定番のキャブレターオーバーホールです。
キャブレターを外し、専用のクリーナーで洗浄いたします。
フロート内にサビのが溜まっているのを発見。
おそらく携行缶の中に残ったガソリンが蒸発し水分を呼びそれが錆の発生につながります
ガソリンは常に新鮮なものを使用し、鉄製の携行缶ではなく、ポリタンクかステンレス製のものにするのが良いでしょう。

まず釣行先でのエンジンがかからない理由として、スパークプラグが突然ダメになると
いうことがございます。スパークプラグも大量生産品ですので一本くらいは不良品があると思います。新品だからと言って信用しきってはいけません。ですのであらかじめスパークするスパークプラグを予備として持っておきましょう。
あと予備のシャーピンと割りピンも持っておくとよいでしょう。
せめて割りピン交換ができるプライヤー等の工具とプラグレンチは道具箱に置いておきたいものです。

ホンダ船外機あるあるですが、保管状況や移動させる際には基本縦で運び縦で保管が理想なのですが、スペース上の問題やスタンドをお持ちでない方は、使用後はしばらく立てて置き完全にオイルがオイルパンに落ち切るまでそっとしておくのが良いでしょう
落ち切らないうちに横にしますと、ブローバイのホースからエアクリーナーボックスに
オイルが流れていき、それがキャブ内へと侵入します。
これがスターターとともに燃焼室に入りますとエンジン始動ができなくなるという症状が起きます。
釣行先のポイントでもできましたらチルトはしないようにしていただきたいのです。
ワイヤーが絡むの等でチルトしたままにされてる方もたまにおります。
先ほど書きましたエンジンオイルがブローバイを通してキャブレターから燃焼室に入り込んでエンジンがとても始動しにくくなるということです、それ以外にチルトする際に燃料タンクの蓋のブリーザープラグを緩めたまま、燃料コックをＯＮにしたままにしておきますと、燃料がキャブ内からエンジン内に侵入して、オイルと燃料が混ざった状態になってしまいます。２スト４スト関わらずこの事象は起こりますので、ご注意を。

エンジン始動後、キャブレターの調整をいたします。
その後、負荷をかけての試運転をいたします。
問題が無ければ納品の運びとなります。

船外機の修理整備なども承ります、メーカー排気量２スト４スト問わず
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