アルファロメオ１５９　燃料漏れ｜車検・点検・修理のグーネットピット

名古屋市のK様のアルファロメオ１５９の入庫
オイル漏れしているので見てほしいという事でご来店いただきました。

当社には初めてのご来店です。
お話をお聞きしてみると関東の某有名店で何度も整備をしてもらったが直らないという。
どうやらオーナー様の話ではミッションの辺りからオイル漏れをしているというのだ。

結果その関東のお店で中古のミッションまで載せ替えをしたしたそうです。
その時の料金が４０何万円だったそうです

それで修理が完了で引き取りに行き、名古屋見戻ってくる途中ですでにオイル漏れしていた直っていなかったという

何故直っていないと思ったんですか？という問いに
オーナー様は「室内に異臭が入ってくる」という。
修理してもらう前も異臭がしており、修理後高速で帰ってくる際も異臭は変わらずしていて変化がなかったという。

その後名古屋のDに聞くも原因不明でわからないとのこと

困ったオーナー様はネットで当社を見つけられ一度見てほしいということでご来店になった。

ある程度オーナー様からのお話をお伺いし状況は分かった
オイルが漏れているのはミッションの辺りから漏れており、実際に路面に漏れた跡が残っているという

実際に車両をリフトに入れ上げてみる

しかしそのミッションの辺りから漏れているというミッションには漏れている形跡は全くない

オイルが漏れていれば確実に汚れており、オイルが付着しているのだが、その形成は全くなし。
あれこれ見てみるがどこにも漏れている箇所は見当たらない。

うんんんん～～～～～んんん(。´･ω･)?

オイルが漏れていないものをオーナー様が漏れているとは言わないだろうし・・・・
何だろう？

エンジンを始動して下から観察すると

おやおやおや？
何やら液体が垂れてきたぞ
それと同時に物凄いガソリン臭が漂い始めた

なんだ？
リフトを下げて、エンジン停止
エンジンルームをチェックしてみると
ガソリン臭の原因を発見

原因はココ！
燃料のホースのプラスチックの部分から燃料がダダ洩れ

再度エンジンを始動してしばらく見ていると、燃料が漏れまくりダボダボ下に垂れていく
、そのホースの下見あるのはミッションだ。
ミッションに垂れたガソリンはそのままミッションケースを流れて下に垂れていく。
この垂れているガソリンをオーナー様はオイルだと思っていたようだ。

問題はまだ続く

ここの部分のパーツがすでに生産終了で部品がない
新品の国内在庫なし、入荷予定もなし
困った・・・・

中古を探すも、この部分だけ売ってくれる解体屋もなく
中古エンジン丸ごと購入してパーツを取り外すしかないか？っと思っていた
その旨オーナー様に報告しどうするか確認したら

オーナー様から驚きのコメント「関東のお店に相談してその部品がないか聞いてみる」という。

はぁぁぁ？？？？？？

何を言っているんですか？
新品はメーカーさんも持っていないし在庫がない
そもそも前回の整備でこんな簡単な不具合を発見できずに、ミッションを載せ替えさせられて、やらなくてもいい高額な整備料金を支払ったお店をまだ信用してるんだ？

驚くというよりも呆れてしまった

好きにしてください「１日だけ待ちます。それ以後は当社では待てないので」と代車の返還等をお願いして電話を切った。
その直後に解体屋の１社から連絡が。

その燃料ホースだけ部品売ってもいいよとのこと
その代り金額はそこそこ高額

すぐにオーナー様に連絡してどうするかを聞いたらお願いしますとのこと

結果、燃料ホース交換後もちろん燃料漏れはなくなり、ミッションからの垂れてくるガソリンも当然無くなった

走行中の異臭もなくなり無事に修理完了

車両引き渡し後にオーナー様から感謝のお電話をいただきました

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