アルファロメオ　ブレラ　タイミングチェーン交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

名古屋市のJ様のアルファロメオ　ブレラの入庫です
エンジンチェックランプ点灯で調べてほしいというご依頼です。

走行は74000ｋｍ
まぁ１５９やブレラのエンジンチェックランプ点灯はお決まりのよくあるものですね。
その内容は様々です。

よくご質問で「何がダメですか？」という問い合わせをいただきますが現車を見ないとわかりません。
いろんな症状でエンジンチェックランプを点灯させますからね。

ということでさっそくチェックしていきます。
まずは症状として非常に多いパワーバルブを疑いますが取りあえずテスターでチェックをしてみます。

内容はパワーバルブでは無さそうです。
拾っているのはクランクとカムが同期していないというフォルト。
これはクランクとカムがズレていることを表します。

あぁ～～一番面倒な整備になってしまいますね
タイミングチェーンの伸びが原因です。交換をしないとエンジンチェックランプは消えません。

オーナー様にはお預かりする際に最悪はタイミングチェーンの伸びがありますが交換しても良い？とお聞きして交換の承諾は得ているので交換をしていくことにします。

タペットカバーを取り外しました
これでタイミングチェーンを確認することができます。

タイミングチェーンを確認してみると・・・・・

伸びてますね～
真ん中の部分が撓んでいるのわかりますか
予想通りですよ。

タイミングチェーンをとりはすしました。
新品のタイミングチェーンと並べて比較してみるとたったこれだけの伸びているだけなのですがこれがテンションがかかるともう少し伸びますからね。
わずかなズレが出るんです。

新しいタイミングチェーンを取り付けました。
見てもらえばわかるように真ん中の部分のたわみが無いですよね。
これが正常な状態です。

あとは取り外したパーツを組み付けていくだけです。
すべてを組み付けしテスターにてチェック、記憶しているフォルトを消去したあとキャリブレーションを行います。

その後エンジン始動
問題なくアイドリングしています。
しばらくアイドリングで暖機させ、暖まったのを確認してから軽くレーシング
エンジンチェックランプを点灯していません。

その後試運転を３０分くらい行いエンジンチェックランプが点灯しないかを確認します。
ちょこちょこ試運転を繰り返し、最後にテスターにてチェック
フォルトコード拾っていないことを確認して作業完了です。

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