愛知郡東郷町より　ダイハツ ムーヴ L900S　車検　をご依頼のお客様　入庫されました。｜車検・点検・修理のグーネットピット

こんにちは。
春のような日差しがあったと思ったら
今日は非常に寒い１日になってしまいましたね。

今日は愛知郡東郷町から、ダイハツ ムーヴ L900Sの車検の依頼でご入庫致しましたので紹介します。

年式のわりに走行距離の少ないクルマでしたが、年月による劣化でゴム部品の損傷が多くありました。

まず、ドライブシャフトのアウターブーツの破れ

完全に割れてグリスが飛び出ていますね・・・

続いてステアリング・タイロッド・エンドブーツの破れもありました。

大きな不良箇所はこの２点でした、お客様に状態を連絡→修理のご了承を頂きました。

ドライブシャフトのブーツ交換は、分割ブーツ(ピットワーク)という社外品を使用します。

分割ブーツは賛否両論あります。が、ボクはこの分割ブーツに出会うまでは、否定派でつらぬいておりました。

今までの分割ブーツは交換後に分割部分からグリスが染みがあったり、分割部分が割れてしまっていたりと、あまりいい印象がなかった為です。

しかし、ピットワークの分割ブーツに出会ってからは違いました。　分割部分を溶着剤でしっかり接合できますので、過去に交換後でグリスが染み出ていた事がないです。

余談が長くなりました。かなりコアな内容でしたね。

破れたブーツの取り外し、汚れたグリスはキレイに清掃して、分割ブーツに交換します。

次に、ステアリング・タイロッドエンドブーツの交換です。

各自動車メーカーは、この部品のみで出荷しない事が多く、このような場合社外品で交換する方が価格的にお客様のためになるので、当店ではこういった対応をいたします。

まず、タイロッドエンドを切り離します。
当店では、ノックリムーバーという特殊工具を使います。

このようにセットして、ハンマーで下から何回か叩くと簡単に外れます。

古いブーツを外して、ボールジョイント部分のをきれいにして、ガタつきがないか確認。
今回は異常がなかったので、新しいグリスを入れてブーツを取り付けます。
ブーツの取り付けにはこんな特殊工具を使います。

ただの穴の開いた金具に見えますが、かなり役に立つのですよ！

こちらで完成です！

ドライブシャフトブーツは車検でもっとも引っかかり易い項目です。
どんなに大事に乗られていてもゴムは劣化しますもんね・・・。

しかも、破れたブーツの中はジョイント部分。人間で言うところの間接です。
グリスで満たして動きがスムーズになるようにしています。
ここにホコリや砂が入ると異音の原因、最悪の場合は車が走らなくなることもあるそうです。
しかも車の下部に位置するためなかなか異変に気づかない。
そのため車検の際に引っかかり易い項目になってしまうのでしょうね。

不安に思った方、ぜひ当店で点検を受けることをオススメ致します！