BMWミニ　エンジンバルブクラッシュ｜車検・点検・修理のグーネットピット

いつもお世話になっております。

皆さんのところは大丈夫ですか？

ここのところ日本の各地で災害が多発してます。
強烈な台風や最大震度の地震など今までになかった規模・頻度の災害が
起きています。
連日、報道で被災地の様子などを見かける度に「一日でも早く、一日でも早く今までのような日常を」と思うばかりです。



さて、今回とりかかっている作業はコチラ

BMWミニのエンジン修理です。

エンジンがかからなくなったとの事でのご入庫です。
このエンジンでよくあるのはタイミングチェーンのチェーンガイドの破損です。
当初はそのように思っていたのですが、実際にはそれだけではありませんでした。

ちょっとこちらの写真ではわかりづらいかもしれませんが、４気筒１６バルブのうち
向こう側の８バルブが浮いているような感じで１列並んでいますよね。
この向こう側のバルブ全て突いてます。
よく「タイミングベルトが切れてバルブが突いた」って言いますけど、その「突いた」です。
バルブの開閉タイミングとシリンダーの上下運動のタイミングがズレて突いてしまったんです。

これが突いて曲がったバルブです。
しっかり曲がってますよね。

新品のバルブ。
違いは一目瞭然ですよね。

黒くなっているのはカーボン等の燃え切れなかったカスが付着して蓄積したモノです。
このカーボンがバルブやシリンダー内に付着して蓄積されていくとエンジンの吹けが悪くなり
エンジンの出力低下になります。

正直このエンジンはオイル管理がきちんとされていなかった事が一番の要因ではないかと思われます。

このような事にならないようにエンジンオイルの管理をきちんとしましょう。