パンダ　ギア抜け　アイドリング時に振動　レッカー入庫｜車検・点検・修理のグーネットピット

走行中にギア抜けが頻発するとのことでお客様よりご連絡頂きました。
鈴鹿市まで積載車でお引取り。


購入されたばかりの車両ですが、残念です。
現状売りの怖い所ですね。


症状を確認すると明らかに繋がり方もクラッチの切れ不良のような感じ。
しかもギア抜けも起こっていたので診断機で診ると、
エラーがデュアロジックのポジションセンサーやら色々と記録が残っていました。


試走でギア抜け。慣れているので「あぁこれか」という感じで路肩に止めて
リセットをかけて再始動。何とかお店まで戻り作業開始。



これはパンダおなじみの「アレ」が悪さをしている予感。
という事でミッションを降ろします。

ミッションを降ろすときは足廻りを支えるサブフレームも降ろします。
大仕事です。

ミッションが降りたエンジンルーム。

ミッションが降りて中を覗くと・・・



！！！！！！！！！！！！！！！！？？？

レリーズベアリングが固着してミッションケース側を削っていました。


恐らく初期症状は異音が鳴っていたはず・・・


売却した方は分かっていて売ったはずです。ひどいっ！

悪さの原因その２はダンパー付のフライホイール
デュアルマスフライホイールは故障が結構多いですね。
1年で2台目です。


弊社は10万km超の中古車でデュアルマスフライホイールが装着されている車両は予防で交換しています。
値段は張りますが、保証付き販売を心掛けているので弱点部分は交換した方が安心です。

後々ミッションを降ろすのはイヤなので、やるなら販売時

走行距離は5万km台ですが、年数から考えるとクラッチも注文しておいて正解でした。
粉まみれで、かなり摩耗していました。


前オーナーの住所は記録簿でおおよそ検討がつきましたが、
かなりアップダウンがあり、渋滞が多いエリアというデュアロジックには不利な土地で乗られていた車両でした。

右側が新品です。

ツインエアあるあるの冷却水漏れもありましたので冷却水タンクも交換です。
もはや定期交換部品ですね。

デュアロジックもオイルリークが発生しており、センサーにオイルが付着。

センサー交換も考えましたが、予算に合わせて
年式と距離の浅い、作動確認済みの中古品に積み替え。

他店でオーバーホールして、すぐに壊れている方も見ていますので、
ヘタに直すより対策された年式の浅いデュアロジックユニットを使用しました。

アイドリング時の振動も酷かったのでマウント類も交換しました。

載せ替えた後に試走しましたが驚くほどシフトフィーリングが良くなりました。

弊社は10万km超の中古車で、アバルト595やパンダ3のデュアルマスフライホイールが装着されている車両は予防で交換しています。

値段は張りますが、保証付き販売を心掛けているので弱点部分は交換した方が安心ですね。
後々ミッションを降ろすのはイヤなので、やるなら販売時に！という考えでラインナップしております。

同業他社に比べる総額は少し高くなりますが、
長く乗る事を考えていらっしゃるお客様にはご好評頂いております。

他店販売で整備でお困りの方は是非お問い合わせください。



三重県内、近隣県でしたら積載車で出張引取りを行っています。

ディーラーが休んでいる長期休業中（GW、年末年始、夏季）でも、
メールやインスタグラムのメッセージであれば対応させて頂きます。

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