BMW 6シリーズ　E64　冷間時３速ショック大きい　ATF交換 名古屋市西区｜車検・点検・修理のグーネットピット

BMW　E64　６シリーズのお客様よりご相談です。
朝イチ３速に入る時に　ショック　が大きいとの事。
ATFの交換で直らないかな？？？

問診を重ね、機械的トラブルがないかを確認。
診断機をつなげ物理的エラーがないかを確認し、ミッション本体には大きなトラブルはなさそうです。
やってみる価値はあり
と施工させて頂きました。

BMW６シリーズ・・・・
いつの時代の６シリーズもカッコイイです。
どの６も永年の名車になるだろうと思います。

先ずはATFをドレンアウト！
なかなかの鉄粉です。
しかもATFには若干の水分混入が見受けられます。
ATF交換は初めてではないようでした。
オイルパンの製造年月日が新しめです。

こうやってオイルパンから絞り出してると、ATFの現況が良くわかります。

今回はバルブボディも下ろします。
6HPではトラブル多めのスリーブにチューブも交換します。
黄色〇の所は良くトラブル起こしますので予防整備です。
とくにゲタの部分は割れて全く動かない等のトラブルを引き起こします。
ディーラーではATASSY交換となる案件ですが、多くの車両がコチラの部品が原因であることが多いです。

修理書を純正機ISTAで確認しながらソレノイドバルブの状態と簡易的に抵抗を測り状態の確認。
ソレノイド自身に問題はなさそうでした。
変速時のショックは内部の潤滑での問題が起因していそうです。
ATF交換で改善する可能性が高くなってきました。
期待できそうです。

それぞれゴム・樹脂パーツを新品交換。
袋の入ったゴム筒が１万円を超えますｗ
ちょっと高いですよね？

6HPオイル漏れの鉄板、コネクトスリーブも併せて交換。

新しいフィルター一体のオイルパンを新品ボルトで取付します。
塑性域ボルトの為、再使用不可です。
また、BMWはエアコンの水が近くで排出されるため錆びている傾向が強いです。

使用オイルは　ペトロナス　の　700です。
バルブボディも取り外している為、初期充填は多めの6.6Lでした。

特殊アタッチメントを装着し、圧送機をセット！
10Lで圧送交換していきます。

終盤ではほぼ新油状態にまでキレイになりました！

最後にリプロを行い、ATのプログラムを最新の修正プログラムに更新します。
また、併せて学習値のリセットや、SOD-1を追加で補充。

数日後、電話で確認したら、とても快適になったそうです。

よかったです。ご用命ありがとうございました。

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