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マツダ　ＧＧ３Ｐ　マツダスピードアテンザの作業を行いました。

以前、途中までの作業をＵＰしていて続きは部品が入荷してからになります！！と書いていた作業になります。
と言っても作業実績のＵＰが大変遅くなっていますが１ヶ月以上前に完了していた作業になります（汗）

エンジンブロー（３番ピストン棚落ち）でオーバーホールをしているエンジンですが・・・新品部品の組み込み前に再使用する部品を洗浄する必要があります。

ヘッドに関してですが、直噴エンジンなので吸気ポートやバルブがガゾリンで洗い流されない為汚れがかなり酷いです(>_<)
排気ポートやバルブより吸気側の方が汚れています。

バルブやポート（ヘッド本体）を綺麗に洗浄してからバルブコンパウンドとタコ棒を使ってバルブとシートリングのアタリ付けを行います。（バルブの擦り合わせ作業）

擦り合わせ後はバルブコンパウンドが残らない様に再度綺麗に洗浄してからバルブシールやリテーナー・バルブスプリング等を組み付けしてヘッド単体は完了です。


腰下（エンジンブロック）も綺麗に洗浄してから新品のメタルを組み付けし、初期カジリを防ぐ為にエンジン組付けペーストを塗ってクランクを組み付けします。

各ボルトはサービスマニュアルに従い、規定トルクで締め付けの後アングルレンチを使って角度締めを行います。

新品ピストンにコンロッドとメタルを組み付けてからシリンダーに組み付けペーストを塗ってピストンリングコンプレッサーを使ってピストンを挿入します。

あっ、シリンダーはホーニング済みです！！

ヘッドガスケットを組み付けて腰下とヘッドをドッキング！！

ここから写真を全然撮ってなかったのですがカムを組み付けてタイミングチェーン・フロントカバー・オイルパンを組み付けてエンジン本体は完成です！！

インマニやエキマニ・タービン・オルタネーター等の補機類を組み付けたら車体に搭載します。

あとはひたすら元通りに部品を組み付けして油脂類を入れて・・・・エンジンを掛からない状態にしてセルモーターを回してしっかりオイルを行き渡らせます。

いよいよエンジンを始動させますが、この瞬間は数えきれないぐらいのエンジンを組んでいても慣れる事無く毎回ドキドキします(>_<)

問題無く1発始動で異音等も無く絶好調！！！！

クーラントのエアー抜きをしながら同時にエアコンの真空引きとガスチャージを行います。

しっかり各部を確認して納車させて頂きました！！



この度は作業のご依頼誠にありがとうございましたm(__)m

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