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トヨタ　ＮＣＰ１３１　ヴィッツの作業を行いました。

部品持込みにてクラッチ交換です！！

クラッチ交換としか聞いてなかったのですが、持込みされたクラッチがＯＲＣ（オグラクラッチ）製の中古品だったので組んだ後に不具合が出たらいけないので最初によく観察します。

このタイプのクラッチはクラッチカバーとクラッチディスクが接触する部分が分割されていて（純正は一体になっている）、その部分（プレッシャープレートと呼ぶ）が酷使されていると熱により歪みが出てお皿の様に湾曲する事があります。
プレッシャープレートが湾曲するとクラッチが繋がり始めてしっかり動力が伝わるまで（半クラ状態）の距離が長くなったり冷えてる時と温もってる時のミートポイントが変わったり・・・平面で当たらないのでクラッチディスクの残量がしっかりあるにも関わらずクラッチの滑りが出る事もあります。

そのあたりのリスクを説明し、お客様にも見てもらいながら反りが無いかの点検等行いましたが程度も良くそのまま使用出来そうだったのでホッとしました。


代車を出してお預かりし、早速作業開始です！！

ボンネットを開けてビックリ！！
スーパーチャージャーが付いていました！！（何も聞いてなかった（笑））

ミッションオイルを抜いて・・・・足回りをバラしてドライブシャフトを外して・・・・片っ端から部品やボルトを外していきます。

ＦＦ車はミッションを外すとエンジンが自立しないので通常はエンジンハンガーを使用してエンジンを上に吊っておきますが、トップカウルの問題等でエンジンハンガーをセット出来そうに無かったので今回はミッションジャッキを２基使用してエンジンを下から支えてミッションを降ろす事にしました。

純正クラッチとご対面です！！

ＯＲＣ製クラッチはフライホイールも専用品なので純正のフライホイールも外してセンター出しツールを使用してクラッチを交換します。

左のドライブシャフトが刺さっている部分からオイル漏れをしているのでオイルシールも交換して！！と部品を持ちこまれていたのでサクッとオイルシールも交換します。

あとはひたすら元通りに部品を組んでいきオイルを入れたら作業完了です！！




この度は作業のご依頼誠にありがとうございましたm(__)m

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