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ＣＷＧＥ２５　キャラバンの作業を行いました。

クラッチを踏み込むとガーッとかギャーみたいな音がするという事で入庫です。

早速音の確認をするとお客様が言われた通りの音がします。
症状的にクラッチレリーズベアリングの不具合と判断しましたが
レリーズベアリングが壊れた場合はクラッチカバーもダメになります。
あと、２７万キロ走っている車で今までクラッチは一度も交換した記憶は無いとの
事でしたのでクラッチカバー・クラッチディスク・レリーズベアリングの３点を
注文して部品が入荷した時点で作業開始！！


まずはサクサクッとミッションを降ろします。

やはりレリーズベアリングの不具合でベアリングが壊れて変形していました(>_<)

通常このベアリングがクラッチカバーの回転に同期して回ると共に
クラッチ操作をした際にカバーを押すのですが、ベアリングがロックした状態で
カバーを押すのでクラッチカバーとベアリングの接触面が削れています。

レリーズベアリングをレリーズフォークから取り外したら
裏と表が分離していました（笑）

クラッチディスクは走行距離からしてかなり摩耗してると予想していたのですが
乗り方が上手なんでしょうね～！
まだ残量はかなりありました！！

新旧ベアリングの比較です（笑）

今回交換する部品３点の比較です。

クラッチカバーの接触面はしっかり脱脂してからクラッチセンター出しツールを
使用して車体に組み付けて・・・ベアリングの摺動部やレリーズフォークの
接触部には２種類のグリスを使い分けてしっかりグリスアップして組み付け！！
しかし、必要以上のグリスは遠心力で飛び散りクラッチの滑りに繋がる可能性が
あるのではみ出たグリスはしっかり取り除いておきます。

ミッションを元通り組み付けてクラッチのミートポイントや異音等が無いか
確認して作業完了です！！

お客様に納車する際にクラッチ操作がメッチャ軽くなった！！と驚かれていましたが、
摺動部にしっかりグリスアップをするしないで耐久性や操作性にかなり差が出るので
今までの経験を活かしポイントをしっかり押さえた作業をしています！！

• 交換