BMW 3シリーズ E91 冷却水漏れ　ウォーターライン交換　バッテリー交換　CASリセット CASとDME同期 コーディング　車両診断テスト　エラーコードリセット　福島県　白河市　輸入車修理　輸入中古車販売店｜車検・点検・修理のグーネットピット

BMW3シリーズの修理です。

冷却水ダダ漏れで自走不可能なため、積載車搬送入庫になりした。
オーナー様から自前にお電話を頂いており、エンジンルームから冷却水が完全に漏れている箇所がわかるとのお話でした。

まずは漏れ箇所を特定するために、エンジンなどは一切掛けずにリザーバータンクから水を流し込むと、ウォーターライン付け根付近から勢い良く漏れてきました。
フランジ根本付近が腐り完全に折れていました。

念のため、車両診断テストを実施すると色々なエラーコードが確認出来ました。
その中の1つに気になるエラーコードがありますが、それが後々悪さをします。

部品が翌日に届いたため交換作業です。

エンジン側に腐ったフランジの残骸が残ってしまったため、それを取り除くのに若干時間を費やしました。

交換完了です。
漏れ箇所確認のため、エンジンを掛けようとするとバッテリーが完全に上がって全く反応しません。

エラーコードにもバッテリー電圧低下に伴うエラーコードがありました。
ジャンプスターターを繋ぐも掛かりません。
入庫時のエラーコードで1つ気になったことが的中してしまいました。
バッテリー電圧低下やクランキングを繰り返すなどが原因で、エンジン始動システムをロックさせるエラーコードです。

これが入るとクランキングはするものの燃料ポンプなどが作動しなくエンジンが掛からなくなります。

この時点でオーナー様にご報告して、まずは完全にご臨時のバッテリーを新品に交換することにしました。
かなり前からバッテリー電圧低下警告もあり、エンジン始動に違和感はあったらしいです。

バッテリーを適合サイズで交換して、診断機からバッテリー交換を車両側にデータ登録していきます。

これで何キロ時点でバッテリー交換したかもコンピュータにしっかり記録されます。

バッテリーを交換して電圧が正常になったため、再度車両診断テストを実施してエラーコードを確認するとエンジン始動ロックは入り、リセットも出来ない状況です。
このエラーコードを消さない限り、エンジンは一切掛かりません。

ここからは診断機が本領発揮です。

エンジン始動ロック解除のため、CASをリセットし更にはリセット後のCASデータをDMEと同期させる必要があります。

当社の診断機はこのコーディングが可能になります。

無事にエラーコードリセットでエンジン始動が可能になりました。

エンジン始動後は冷却水の漏れが他に無いかをしっかり確認して、修理作業完了です。

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