MINI クーパーS R56 オイル漏れ修理　冷却水漏れ修理　ウォーターポンプ交換　オイルプレッシャースイッチ交換　バキュームポンプ修理　コンピュータハーネス修理　福島県　白河市　輸入車修理　中古車販売店｜車検・点検・修理のグーネットピット

ミニクーパーの修理です。

オイル関連警告灯が付いてのご来店になります。
1週間前にディーラーに点検に行ったところ、オイル補充して終わったそうです。
その時は警告灯は一旦消えたらしいのですが、また翌日に警告灯が出てしまったそうで、ご相談の電話を頂きご来店されました。

確かにオイル警告灯は付いている状態です。
確認するとオイルは満タン入っています。

点検を進めていくと、ミッションケース上にオイルがかなり漏れているこてが分かりました。

画像では見え難いですが、かなりの量のオイルが漏れています。
車両下にもほんの数十分でオイルが垂れる状態でした。

車両をお預かりして漏れ箇所の特定作業から開始です。

ここからがトラブル続出になります。
点検を進めて行くと、オイルだけじゃなく冷却水も同場所付近から漏れいることが判明しました。

オイル漏れはオイルプレッシャースイッチのパッキンでした。合わせてオイルプレッシャースイッチがダメになり、オイル警告灯が出ていることも判明しました。

冷却水漏れはサーモスタットのパッキンでした。
パッキン単体では供給がないため、サーモスタットユニットASSY交換になります。

ミニクーパーはバキュームポンプとエレメントブロックからのオイル漏れも多いため、オーナー様と話をするとエレメントブロックは以前に修理しているそうなで、バキュームポンプのガスケットは交換しました。

他も確認していくと、ウォーターポンプからも冷却水漏れが確認出来ました。

ウォーターポンプ交換を行うと、サーモスタットユニットからウォーターポンプに繋がるウォーターホースも劣化して割れかかっていたため、ホースも交換しました。

最終的に交換したパーツです。

・ウォーターポンプASSY
・ウォーターホース
・サーモスタットユニットASSY
・オイルプレッシャースイッチ
・バキュームポンプパッキン

交換作業も全て終わり、オイルと冷却水の漏れを確認しながら冷却水のエアー抜きも兼ねてエンジンを始動して30分ほど経過すると、何の前触れもなく突然エンジンストップです。

再始動すると一瞬エンジンが掛かり、すぐにエンスト状態です。
それ以降、セルは回るも全く初爆しない状態です。

燃料系トラブルかと思い、ヒューズなどを確認するも問題なく、診断機で確認するも関連エラーコードは確認出来きない状態です。

色々確認している中で原因を発見しました。

エンジンルーム内にあるメインコンピュータカプラーに問題がありました。

画像では解りにくいですが、カプラー内に多数あるピンが2本折れていました。
そのうちの1本が燃料ポンプのピンでした。

何故折れたかは不明ですが、とにかく修理をしないとどうにもならないため、オーナー様に状況をご説明して、修理方法をどうするか判断して頂きました。

1つ目は新品コンピューター購入し、交換後コーディングする方法です。これはかなり費用が掛かることは明らかです。

2つ目は俺はピンを修復し、コンピューターを再利用する方法ですが、これは上手く修理出来る保証がないことをご説明しました。

2つ目の方法での修理依頼になりました。

特殊工具を使用して、なんとか折れたピンを修復出来ました。
修理したCPを車体ハーネスに繋いでエンジン始動です。
かなりドキドキしながら、スタートボタンを押すと見事にエンジン始動しました。

再度、コンピューターカプラーを外してピンの状態を確認するも、全く問題ないことがわかったため、作業完了です。

コンピューターを外したり、バッテリーを外したりしたため、最後にエラーコードの確認です。

エラーコードも残ることなくリセット出来たため、やっと修理完了です。

今回は修理に時間がかかってしまいましたが、しっかり直すことが出来、ホッとしました。

なかなかレアな修理作業が出来ました。

コンピューター修理費用は新品交換の1/10程度で済んだのではないかと思われます。
ディーラーでの新品コンピューターとコーディング費用調べてないから、わかりませんが。。。

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