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どうも皆さんこんにちわ!!
整備担当say_Bですm(__)m

今回は、ダイハツ・タントユーザーの方は経験ありの方が多いかも??という事例です!!

『ダイハツ　タント』
特にL350S・L375Sで多いように思うのですが､､､


当店ご利用のK様のお車でも発生しました、『エンジンの振動』です!!

Dレンジにて停車中やブレーキング時、ひどくなるとアイドリング中や走行中でも
室内まで伝わってくる振動です!!

『ガタガタ』や『ブルブル』といった表現で入庫されますが、
エンジンルームをのぞき込んでも発見しづらい症状ですね(;'∀')

また、この症状が出ても多くのお客様が『エアクリーナーBOXかサージタンクの振動』と
勘違いしてらっしゃる方も多いのでは??(;'∀')

↑↑　※参考画像です。

確かにL350やL375系はエンジン上部にプラスチック製のエアクリBOXやサージタンクがあり、クリップで固定してあるだけなので、クリップの劣化等で思った以上に振動しています。

その振動がエンジンやボディを介し室内まで伝わってくるということもありますが、
実際多いのは
『エンジンマウントのヘタリ』
なのです!!

↑↑
特に多いのが運転席側のマウントでこのような形をした部品です。

今回のK様のお車も以前より振動がしていたようで、
その時は応急処置・加工を施して対処したのですが、
完全には治まりきらずマウント交換となりました(;'∀')

ボンネットを開けて向かってエンジン左側（運転席側）とボディを繋いでいるマウントです。

分かりにくいですが、下から見るとこのように見えます。


では早速作業していきましょう!!

マウントはエンジンを固定している部品なので、外すとエンジンが宙ぶらりんになり
大変危険です(;'∀')

なのでエンジン本体をジャッキ等で支えながら作業します!!
エンジンとジャッキの間に木材など緩衝材を入れておくと傷や割れ防止になります!!

場所が狭く工具が入りづらいですが、カウルトップにあるフタを取るとアクセスできます。

アクセスできるようにしたら、ボディ側のボルト3本（14mm）とエンジン側のボルト3本（14mm）を外します。

エンジン側は1本が下から止まっているものもありますが、その場合はクランクプーリーの
方からアクセスすると作業しやすいです。

↑↑取り外したマウントです。

枠内に見えるのが前回私が施した応急処置の一つです。

厚いゴム板を14mmのボルトで固定してあるだけなんですが、そこに厚さ2ｍｍほどのワッシャを挟んであります。
その理由がコチラ↓↓

ワッシャを抜くとこのように隙間が生じます。
新品と比べてみましょう↓↓

左が外したもの、右が新品です。
隙間の差が歴然です(;'∀')

この隙間のせいでゴム板と外枠が干渉しあい、振動や異音（ギシギシ）の原因となっているのです｡｡｡

ゴム板のヘタリだけでなく、それを支える大きなブッシュもゴム製なので同様にヘタリます。

ヒビや亀裂が入ってますね(;'∀')

原因を特定したところで、新品を取り付けていきます!!

外した順序と逆の手順で組付けていきます(*'ω'*)

あとは外した物を元通りに戻せば作業完了!!



リフトから下ろし、エンジン始動!!!

､､､静かになりました!!
Dレンジに入れてみても、明らかに静かですww
入庫時にガタガタ震えていたエンジンが激変!!
アイドリング時も異常な振動なし、エアコンをつけてみてもブルブルしません(*'ω'*)

想像以上に効果ありますよ～(*'ω'*)

ちなみに作業時間は30分程度ですww
部品も定価￥6100と比較的低価格なので、
同じような症状でお悩みのユーザーは一度試してみる価値アリですよ(*'ω'*)

症状が軽い場合は応急処置でもかなり治まりますが、
このようにも効果があるならやはり交換をおススメします!!(*'ω'*)

今回はエアコンの修理も依頼されていたのですが、
そちらはまた別で上げようと思っています(*'ω'*)


ということで今回はここまで!!
次回も車の更なる高みへ｡｡｡