オイル漏れ！　リヤデフサイドオイルシール交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンジンオイル交換を承りまして並行して下廻り点検を行わせて頂いたところ、デフからのオイルもれが見つかりました。

デフ（ディファレンシャル）は、左右ホイールに回転差が生じると自動的にその差を吸収して走行を円滑にする差動装置です。車がカーブをスムーズに曲がるために大切な役目を果たしています。

初度検査年月　平成24年12月
点検整備時の総走行距離179,900ｋｍ
トヨタカローラフィールダーのリヤデフサイドオイルシール交換作業です。

ディファレンシャルはここ⇧です!

左右のホイールに回転差が生じると自動的にその差を吸収して走行をスムーズにする
装置＝差動装置　です。ディファレンシャル・ケース内にピニオンがピニオンシャフ
トによって組み付けられ、これにサイドギヤがかみ合う構造となっています。
　　　　　　　　　　　　　　　
サイドギヤの内側は※スプラインになっており、駆動軸であるドライブシャフトと連
結されています。　　　　　　　　　　　　　　　　　

※黒色　⇦　⇨矢印部分がスプライン

　　　　　　　⇧
ディファレンシャルを取り外しました。
　　　　　　　⇩

ここに付いているオイルを封印するために用いるパッキンからオイルがもれていました。

　　　　　　　　　　　　原因は…
　　　　　　　　　　　　　⇩

　　　　　　　　　　　　　⇩

ここは、デフエア抜きバルブです。
バルブは金属でできています。空気の通り道をサビが塞いでしまいデフケース内の空気が温度が上がった時に膨張するので逃げる場所がなく一番柔らかいオイルシールから外部放出されます。その時にデフオイルも一緒にでてしまう「デフオイル漏れ」となります。

エア抜きバルブのキャップをプライヤーで動かし空気が通るようにします!

今回のオイルもれの原因は、エア抜きバルブでしたが、オイルシールも
劣化していたので左右とも交換いたします。

このパッキンをオイルシールといいます。

（左）外したオイルシール（右）新品のディファレンシャル　サイドオイルシール

オイルシール打ち込み　6.7～7.7ｍｍの間で取り付けです！

オイルシール打ち込み完了!

ドライブシャフトASSYを音質が変化する所まで打ち込み…

トルクレンチ締め付け　72N・ｍ

ディファレンシャルオイル0.5ℓ入りました!

リヤデフサイドオイルシール交換作業完了です。

試運転へ
走行の安全を確認して納車させていただきます。

仕事と言うより使命感

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