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今回はエンジンのかけ始めなんかで出る
「キュルキュルキュル～！」っとベルトが鳴いてしまう症状のお車の作業をご紹介です（*^_^*）


朝一でエンジンをかけた際にエンジンのほうから結構大きな音で「キュルキュル～！」と音がした経験がある方は多いと思います(^_^;)
ベルトの摩耗や伸び、経年劣化で固くなってしまうのがよくある原因です。
なかにはベルトが接触するプーリーの錆びが原因の場合もあります。

今回ご入庫頂いたお車は走行距離5～6万キロ走行の
ダイハツ　ムーヴカスタム　LA100S　になります。
このムーヴは冷間時の朝一のみエンジンかけ始めに音がするということでした。

ベルトが鳴いてしまった場合まずはベルトの張りを良くするために調整することもありますが、
今回はベルトに亀裂等は診られませんでしたが走行距離、7年使用のため新品交換で進めさせていただきました。

まずは作業スペースを確保していきます。

右フロントタイヤを外し赤丸のカバーを外します。

これでベルト交換に必要なスペースが確保できたので
ベルトを外していきます。
黄色がエアコン　ベルト
緑がオルタネーター　ベルトです。
手前のエアコンベルト（黄色）から取り外していきます。

新品と比較してみると
分かりづらいかもしれませんが取り外したベルトのほうが伸びています。

オルタネーター　ベルト

上＝取り外したベルト
下＝新品

エアコンベルト

上＝取り外したベルト
下＝新品

ちなみに調整機構のないエアコンコンプレッサーなため、
脱着には専用の特殊工具を用いるかコツをつかみプーリー、ベルトを傷つけないように作業していきます。

取り外しが終われば組み付けが待っていますっ
逆の順序で組み付けていきます。

ベルト自体がゴムなので最初、使っていくうちに初期伸びと言って少しベルトが伸びてしまいます。
基本的には少し強めに張って初期伸びも考慮したうえで調整しますが、たまに交換後にまた音が出たりもします。
そうした場合は張りを強めに調整（張りすぎには注意です）すれば大丈夫です。
このムーヴでいうとオルタネーターのベルトが伸びてしまった場合は調整がききますが、エアコンの方は調整できません(^_^;)
そもそも調整機構がついてないコンプレッサー用に作られたストレッチベルトというものなので、まず交換後にすぐ音が出ることはないでしょう（*^_^*）

これで地味にうるさいキュルキュル音とはおさらばできますね！

またのご来店お待ちしております。
ありがとうございました(^.^)