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年式的に当時の車の作りとして、リヤフェンダーの外側と内側のパネルの合わせ目にシーラーなどの防錆処理（一部高級車を除く）が施されてなかったために、そのほんのわずかな隙間に水分やゴミが入り込み錆が発生し腐食してくるという、どこのメーカーにおかれてもよくある症状でしたが、オーナー様が大事に乗られてるし、これからも長く乗りたいということで初期の段階！？おいて、修理価格を抑えながらもなんとかならないか！？と危惧された中で当社に問い合わせをいただき、色々とお話しを聞き修理のやり方を提案し、ご了承をいただき作業させていただく機会をいただきました。

まずは状態確認のため、ジャッキアップしてタイヤを外して覗くと、なるほどなるほど、まぁまぁ錆の進行がすすんでますなぁ。
しかしながら、リヤフェンダーのパネルがぽっこり浮き上がってきてないこの段階で直すのは賢明なんだなぁと修理屋の方が勉強させられます。

まずは、予算を抑えうために最低限の範囲で終わらせるため、下手こいて（ミスして）余計なところに人的被害がいかないようマスキングを施します。

マスキングも終わり、錆と腐食がすすんでいるが見栄えを失わないところギリギリの範囲をサンダーとポリッシャーで錆を落としていきます。

内側から覗いてみると、やはりリヤフェンダーのアウターパネルとインナーパネルの合わせ目の中に錆がしっかり蔓延っていますね。このままではすぐに再発してしまうし、オーナー様は大事に乗られて長く乗りたいともおっしゃってましたので、ちょっと手を加えてみます。

合わせ目がくっついた状態では錆を落とすのが困難なので、タガネを用いて溶接スポット間に入れあえてリヤフェンダーのアウター側（見える側）まで影響しない程度に口を開けます

エアーのワイヤーブラシにてゴリゴリ錆を落としていきます。

ワイヤーブラシでやっても流石にきれいさっぱり取りきれるものではないですが、大まかに落とし表面錆程度までいかせます。

ここで、残った赤錆を進行しないように黒錆転換剤を塗布して変化させます。

その時に目がいったのが、んん！リヤバンパーの取り付け部分リヤフェンダー側もだいぶ錆びてないかい！？と思い、リヤバンパー一部取り外してみるとバッチリ錆野郎が侵食してますね。
ここでも、見栄えを失わないギリギリ！？のところまで錆落としをします。

錆もいいところ落としあげ、口を開けてたところも鈑金で元に戻し、ただそのままでは砂や汚れ、水分がまた入り込み、錆の発生原因になるので、シーラーを塗布してゴミ、水分の侵入を防ぐように施工し、いざ塗装ですが余計なところまで塗料が飛散しないようにマスキングを施します。

予算の関係と見た目の兼ね合わせでチッピングコート剤を塗布することになり、数回に分け塗装をし、乾燥ののち塗装のキワを均してあげて完成でした。
左側も同じように施工したのですが右側に比べ軽度だったので、右側だけの施工事例となります。

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