トヨタ　KDH200V ハイエース　タイミングベルト+ウォ－ターポンプ交換　｜車検・点検・修理のグーネットピット

本日の作業は　
トヨタ　KDH200V　ハイエースのタイミングベルト一式とウォ－ターポンプの
交換でご来店いただきました
タイミングベルトだけであればなんてことはない作業なんだと思うのですが
ウォ－ターポンプ周辺に苦戦をする作業かと思います

まずクーラントを抜きながら運転席、サービスホール
等を外していきます
ついでにアンダーカバーも外します

バネット何かに比べるとサイドブレーキ等がないのですごく楽です
オマケにオーナーさんが綺麗に乗られているのでゴミや髪の毛、食べかすがないので
気分的にも助かります(^-^)

続いて
本題に入ります
出来ればコンプレッサーは外さずに交換できればと思ったのですが
覗いたところ、サーモスタッドからクーラントが漏れているので
作業効率が良くなるようコンプレッサーも外してやらせてもらいました

ファンベルトはオートテンショナーを締め方向に回せば外せるのですが
比較的固めなので注意して外します

外して正解です
コンデンサーも凄いつき方してるなと改めて思いました
トヨタの開発の人は整備の事を考えないのだろうと改めて実感しましたwww

どんどん外していきます
コンデンサー、インタークーラーのパイプ、エアクリーナーのパイプ
スペースぎちぎちですな
インタークーラーのパイピングは下側にも１０mmのボルトがあるので
これまた外しづらい感じです
タイヤハウスからも外せたかと思います

パイピングを外したらようやくコンデンサーが外せます
テンショナーを外してからコンデンサーを外します
上が１４mm１本で、下が１２mm２本で止まっています
これでやっとサーモスタッドにたどり着きます

しばらくの間微量ずつ漏れていたのだと思います
クーラントが粉状になっています
タービンにゴミや水が混入しないように綺麗なウエスを詰めてから
サーモスタッドを外します

シリンダー側とサーモケースに結構な錆が出てしまっているので
そこから漏れていたのだと思います

錆でボコボコになってしまっているので
丁寧に除去してひとまずサーモスタッド周辺は完成
サビを残すと交換後に同じ場所から漏れるので
出来るだけ丁寧に除去したほうが良いかと思います

続いて
先にクランクシャフトのシールを交換します

流石に人力では緩まないので
インパクトレンチが必要になります

ウォ－ターポンプを外す際にタイミングベルトのバックプレートがポンプに被っているので
カムプーリを外してシールを交換しながらポンプも変えていきます
カムのプーリーが固い場合、プーリーの裏側に１０mmのボルトが隠れているので
そこにバールのようなものを当てて軽くこじってあげると外しやすいかと思います

こちらもクーラントが出ている感じです

内部のボルトは締め忘れが無いようマーキングをしながら交換していきます

毎回思うのはトヨタ系のタイミングベルトのテンショナーのピンを抜くときは
緊張します
やめてほしいヽ(`Д´)ﾉ

あとは逆の手順で復元していきます

サーモスタッドを取り付ける際は
サビが進んでいたので念のため液体パッキンを薄く塗って
組み上げました
　
組み上げ後
クーラントとクーラーガスのエア抜きをして
充填して完成です

ラジエターのアッパーホースも劣化が進んでいたので
同時に交換させていただきました

画像枚数が限られているので
ところどころ画像が飛んでいますが
ご理解頂ければと思います

作業時間的には
通常５～６時間なんだと思うのですが
ところどころ補修などしていたのでもっとかかっているかと思います

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