レクサスGS F ATF交換 トルコン太郎 山形 鶴岡｜車検・点検・修理のグーネットピット

レクサスGS FのATF交換を実施しました。
総走行距離は、17万キロ。
交換歴は不明です。

事前に一度ご来店頂き、コンタミチェッカーにて摩耗粉が出ていないことは確認済みです。
ストレーナーなどの必要部品が入荷後に再入庫。
本日は交換作業、本番です。

車両外観の写真を撮り損ねたので、いきなり作業風景です。

この車の場合、車両後方のボルトがドレン、オイルパン中程にあるボルトがオーバーフローになります。
オイルを抜く前にも、アンダーカバーやブレースを外す必要があります。
ドレンからは、約3.7Lのオイルが抜けました。
ATFの総量が 11.2Lなので、3割ちょいしか抜けてきません。

オイルパンを外して、ストレーナーも外します。
ここまでしてもオイルは 4.3Lしか抜けません。
総量の4割も抜けませんね。
残り6割強は、トルクコンバータやオイルクーラーなどに残っている訳です。
なので循環交換ではなかなか綺麗になりません。

オイルパンも綺麗に洗浄。

ストレーナーも新品に交換。
古いストレーナーは距離の割に汚れていないように感じました。

外した部品を元に戻してトルコン太郎を接続します。

今回はお客様のご要望により、WAKOS ATF セーフティスペックで洗浄、プレミアムスペックを15L使って仕上げという工程です。

WAKOS ATF セーフティスペックで洗浄開始。
セーフティスペックは純正オイルのような赤い色です。
写真奥が新油、手前が古いオイルです。
古いオイルは紫色？茶色？で全く透明度の無いオイルでした。
洗浄後、しばらくクリーナーモニターを通しながらオイルを回します。
これで新油で浮いたゴミを取り除きます。

プレミアムスペック変えて仕上げ。
プレミアムスペックは黄色味がかったオイルになります。
15L回しましたがモニターはまだ赤いです。
オイルを100%交換するには相当な量のオイルが必要になるのが分かります。
でも充分綺麗になったし、これ以上やっても意味がないのでオイルの量を調整して今回はここまで。

初めに抜いたオイルと比較するとこの通り。
プレミアムスペックの効果もあり、繋がりも良く気持ちいい変速をするATになりました。
やはり定期的なオイル交換は必要です。
オイルを変えなくても良いと言う方もいますが、壊れないけど性能劣化はします。
長く気持ち良く乗りたいなら交換する事をお勧めします。
ただノーリスクではありませんので、気になる方は事前チェックをお勧めします。
チェックだけでも良いので、是非ご来店ください。

本日はありがとうございました。