BMW 525i E60 エアバック警告灯点灯 シートベルト警告灯点灯 球切れ警告灯点灯 セイフティシステム異常 ウォッシャー警告灯点灯 オイル漏れ 修理 【徳島でBMWのセーフティシステム異常の修理はハルカーステーションにお任せ！】｜車検・点検・修理のグーネットピット

こんばんは！繁忙期に差し掛かりつつある中、常連のお客様の車検ラッシュと、輸入車修理のご依頼ラッシュで毎日10時26時勤務の代表ハルでございます。もちろん、元旦から休んでおりません！笑

7人体制でバシバシやっておるんですがね、それでもなかなか追いつきません。。

それでも気長にお待ち頂ける弊社のお客様にはほんとに感謝感謝でございます。毎回書いていますが、全てのお見積もり、全ての作業を急いでやっております。急いでますが、特に輸入車修理は見積もりも作業も非常に難しく、非常に時間が掛かります。

安くしろ！急げ！は、絶対無理でございますのでご理解の程よろしくお願いします。

さて、今回の寝言ブログ(作業実績)は、BMW 525i E60、タイトルの通り各種警告エラー&オイル漏れ修理でございます。

結論から言いますと、昨年2021年にお受けした修理の中で難儀度トップ3入りを果たしました。

そして唯一、年を越した修理案件でした。

甲乙付け難いですが、デリカスペースギアエンジン載せ替え、アトレーのミッション載せ替え&ヘッドオーバーホール、そしてこの525iの各種警告灯&オイル漏れ修理が、見事2021故障修理難儀度ランキングのトップランカー入りを果たしました。

数ヶ月お待ち頂いたにも関わらず、高額なご請求を超絶スマイルでお支払い頂いたオーナー様。ありがとうございました。

それでは今回の修理を振り返ってみましょう。

はい、まずこちらです。年代物のBMW乗りの皆様には定番の故障ですね。

よく助手席の着座センサー不良で点灯するやつで、お客様も「多分、着座センサーちゃうかな？」とのことでした。

実は昨年夏だったか秋だったか、車検でお預かりした時も付いていて、その時は診断機でエラーを削除したら消えてたんです。なので車検もパスしました。後に書きますテールも消えてたんです。なので、スルーしてました。

車検後しばらくして、「また点いた」ということで帰ってきました。

しかしながら、着座センサーのエラーは検出されず。SGM(セントラルゲートウェイモジュール)のエラー。しかし、とりあえず車検も通ってるし、バッテリー電圧が何やらおかしい。車輌に繋いだ状態では先日替えたバッテリーのSOHが0%を示しておりました。

バッテリーの初期不良？もしくは韓国製バッテリーの相性？

を、一応疑ってBoschに載せ替え。

消えました。

納車しました。

また、点きました。。。

なんだなんだ、、、先日外したバッテリーを車輌に付いていない状態で計測したら問題なし。

なんだなんだ、、、むずいぞ。

この525i、そういえばと思い調べてみたらバッテリーターミナル不良でリコールかなんか出てたような。。。

でもなんかしっくりこない。

やはり、診断機の通りSGMか？

新品に交換したら18万+コーディング代でWow!!!という感じになりますが、どうしましょう？

と、相談しましたところ、お客様は「新車から17年乗ってるし、まだまだ乗りたいので、これを機にガッツリ直してちょうだい！」という事で、諸々修理を承りました。

とりあえず、電気周りは頭をフラットに戻すために、いったんストップ。

オイル漏れ修理から掛かります。

上からエンジン吊りつつ、下からメンバーずらしつつ、、、

どぅりゃ！！と、オイルパンがガスケットを交換しました。

ガスケットを剥がし、オイルパンをピカピカに清掃します。
そして、付けます。
エンジンクレーンが小さいやつしかないので、めちゃくちゃ低い体勢で作業を進めまして、非常にやりにくかったためか、交換完了後、再度漏れていました。。。Oh...my god...

こんな状態では返せません。しかし、この体勢では無理です。

という事で、Let's shopping！！笑

こうなったら、利益度外視です。

門型クレーン買っちゃいました。
高かったぁぁぁぁ><
もう気合いのみです。

そして、届きました。

工場長、嬉しそうですね。笑

ちなみにこの時点で、1ヶ月くらい預かってました。
必ずオイルを止めてやるんじゃ！！

お客様からは全権を委ねて頂いてるので、再見積もりの確認なんて取りません。事後報告です。

しっかりと作業スペースを確保して臨んだリベンジマッチは当初1日掛かった作業が2、3時間で終わりました。。

クレーンすげぇ！！！！

そして、オイルが漏れていたクリアランスも

ピッシャリ埋めてやりました！！！
あとは、オイルと魔法の添加剤を入れて、まずオイル漏れ修理完了！

さて、次はウッシャー液警告灯修理にあたります。

このウッシャーポンプの亀裂がメインの原因です。
新品のポンプと、ついでにタンクとかその辺りも予防整備で交換しました。これにて、ウォッシャー液不足の警告灯はクリア。

さてさて、残るはこちらのブレーキライトの警告灯と、

こちらのセイフティシステムエラー。(エアバック&シートベルト警告灯)

特に着座センサーとはっきりとしたエラーコードは出てきておらず、着座センサーはいったん除外。

調べに調べ、悩みに悩んだ結果。

やっぱりエラーコードのSGM(セントラルゲートウェイモジュール)の不良と判断。

恐らくディーラーさんでは新品のモジュール交換で、コーディングして終了案件。(20万くらい)

弊社は今回、そのモジュールの基盤修理を試みてみました。(企業秘密です)

結果、直りました。
(今のところは、、、あとは経過観察ですね。)

シートベルト警告灯、エアバック警告灯はクリアされました。
ちょっぴり、ライトの警告灯も消えてくれないかと期待しましたが、そちらはまだ残っております。

さてさて、残すはバックライトの警告灯。
ちなみにテールのランプ類は全て正常に点灯しております。
なのにエラー警告が出るんです。
こちらも調べに調べた結果、どこかの配線ショートも疑いましたが、いったんテールの中の基盤(キャリアバルブ)とカプラーと配線を全て交換してみました。

バルブキャリアもカプラーもパッと見は綺麗なんですけどね。
しかしながら、こちらも当たりました！(山勘か！笑)
山勘ではございません、配線図みたらこれしか考えられなかったので。。

なんとか全て修理完了しました。

最後に、オイル漏れ修理で足回りをバラしたので、アライメント調整をしまして、これまたエラーの出ていたアクティブステアリングのリセット作業を行い、無事全てのエラー警告をクリアすることができました。

この電子要塞BMW 525i E60は、他のお車との並行作業ということもあり気付けば3ヶ月ほどお預かりしておりました。お客様には大変お待ち頂きましたが、とても寛大にご理解を頂いておりましたので、こちらもお仕事しやすかったです。

そして何より新車から17年乗り続けておられるこのお車へのお客様の愛に共感させて頂けたのが今回の修理対応に繋がったように感じます。

たまにいらっしゃいます「おい、プロだろ？この車直せるんか？」みたいな感じのお客様。

そういう方には毎度お伺いしております。

「直せますけど、ご予算組んで頂けますか？お時間掛かりますけどよろしいですか？」

もう一度はっきり言わせて頂くと、早くしろ！安く直せ！はさらさら無理でございます。吉野家ではございません。

それはただの我儘というやつです。
安く、早く直せるお店を探して下さい。
無いですよ、多分。。

しかしながら、今回のお客様にはお待たせしたお詫びと、お勉強させて頂いたお礼も兼ねてボディ研磨をサービスで施工させていただきました。

あと、ちょっとここには書けませんがちょっぴりコンピューターのプラグラムの書き換えもコソッとやっております。

しばらくはBMWはお腹いっぱいです。(笑)

故障が再発しない事を心の底から願っております。。

この度はご用命誠にありがとうございました。

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