- エンジン関連修理・整備
2020年06月01日 17:30ダイハツ ハその他イゼット S210P オイル漏れ修理
今回はダイハツ ハイゼットの修理です。
お客様から「オイルが焼けるニオイがしてる」との事でした。
早速見ていきます。
見事にオイル漏れをおこしています。
ちょうどヘッド・カバーの真下にエキゾースト・マニホールドがあり、漏れたオイルがかかって焼けていたようです。
距離も距離な上、水漏れの跡もあったのでタイミング・ベルトもばらしていきます。
四駆なんですが、こいつはタイミング・ベルト周りの分解は隙間が多くやり易いです。
カバーまでばらすとウォーター・ポンプから水漏れの跡がハッキリとみて取れました。
なのでタイミング・ベルトだけではなく、ウォーター・ポンプ、カム・シール、クランク・シール、ベルト・テンショナーまで交換してしまいます。
タイミング・ベルト交換では取り外すのにカム、クランクの位置合わせが必要です。
クランクはこの位置です。
カムはここ。
カム・プーリーの位置は見やすいですが、反対は見にくいですね・・・。
ちょうどカム・プーリーの位置の反対側、ヘッド・カバーに刻印されています。
位置を合わせたらプーリーの取付ボルトを緩めてからベルトを外します。
そしたらウォーター・ポンプやシールを交換してしまいます。
新しいベルトにもタイミング位置が付いているので、間違えることはほぼありませんねw。
カムやクランクのボルトはちゃんとトルク・レンチで締めます。
変形や割れを防止する為にも必須です。
タイミング周りを交換し終えたらヘッド・カバーも交換してしまいます。
樹脂製で割れがあったのでASSY交換です。
後はエア抜きバルブを緩めたりして水を循環させます。
ファンが回るまで暖気しますが、オイル漏れの確認も同時に行います。
漏れも無くヒーターもちゃんと効いてるので、冷却後水の量を再調整して終了です。