日産　プレジデント　PHG50　タペットカバーパッキン交換　オイル漏れ【奈良県　磯城郡　川西町　安堵　天理　田原本　郡山　旧車整備　レストア　修理　板金　塗装　川西自動車整備工場】｜車検・点検・修理のグーネットピット

こんにちは川西自動車整備工場の中辻です。

閲覧頂きありがとうございます。


今回は日産　プレジデント　PHG50 のオイル漏れによるエンジントラブルにより入庫していただきました。

走行中にエンジンルームから煙が出てくるとのことで非常に危険な状態でした。





原因を調べてみると

エンジンルームの中で一番熱されてる部品のエキマニにオイルが直で掛かってました！

車が炎上しても可怪しくない状況でした。

オイルが漏れていた原因は
エンジンの最上部にあるカバーのパッキン（ゴム製品）が数十年間交換されていないまま経年劣化によって硬化し隙間ができてオイルが漏れていました。

プレジデントはV型エンジンなので左右にカバーが1つずつあります。
なのでこの画像は右側のタペットカバーから漏れている箇所です。

因みに左側もオイルが滲んでいました。




なので



両方のカバーパッキンの交換をしていきます。

プレジデントの場合、タペットカバーはすでに見えていますがそう簡単にはずれない構造になってます。


まずはこのサソリのような形のインマニを外しましょう。

写真では一瞬で外れてますがここまでで1時間は経過しています。

その最大の理由はインマニの下部に張り巡らされているバキュームホースが取り外しの邪魔をしてるからです。

バキュームホースは再利用せず素直に交換しましょう。
理由はゴム製品で且つインマニの下にあるんで外すだけで相当時間がかかるからですね。

ここまでくると作業の折り返し地点になります。


この外れて剥き出しとなった部品が今回の原因箇所です。

ここを蓋をするための部品の間にゴム製品を使用してます。

交換するまでにしっかり掃除をしましょう。

掃除をしている間にゴミが混入しないように新聞でカバーしています。


古い液体ガスケットを取り除いたら

いよいよ組付け作業です。

組付けで少し難しいと感じた部分はここ！！

この方向にゆっくり挿れていかないとパッキンがズレてまたオイル漏れの原因になります。クリアランス（隙間）がギリギリなので慎重に挿れましょう。


これさえ乗り切れば外した配線とネジを元通折に戻すだけです。

最後はエンジンを始動し動作確認です。


問題なくオイル漏れは無事に止まりましたね。



オーナー様も喜んでいただき良かったです。

このように弊社は大事に乗られているオーナー様が多いのでご希望に沿う提案と修理方法をご説明し作業に取り掛かります。

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