ホンダ　バモス　オーバーヒート　電動ファンが回らない！｜車検・点検・修理のグーネットピット

バモスがオーバーヒート症状で入庫です。
診断してみると、ラジエータの電動ファンが動きません。
さらに診断を進めると、電動ファンに不具合はなく、直結にしてやると回ります。
電動ファンのサーモスイッチの不良のようです。

サーモスイッチはラジエータ・ロアタンクについていて、
交換作業には冷却水を抜く必要があります。
オーバーヒート症状が出ていたので、サーモスタットも交換します。
手始めに冷却水を抜いていきます。

このクルマはリアエンジンで、冷却水パイプが長く、
冷却系統のエアが抜けずらいことが特徴です。　(-_-;)
作業を進めて、サーモスイッチを交換しました。

続いてサーモスタットも交換します。
取り外した部分を復元して、ラジエーターに冷却水を注入して、冷却系統のエア抜きを行います。

クルマの前部にあるラジエーターからエンジンまでの冷却水パイプにあるエア抜き用ドレンの位置を確認しておきます。
フロアの下側に３カ所あります。

さらに、エンジン側に１カ所。
ここからのエアが抜け難いんですよねぇ～ (~_~;)
エア抜き用のボルトを緩めて順次エアを抜いていきます。
パイプ内のエアが抜けたら、エンジン側を緩めます。
ドボドボ出てくるようになったら、冷却水を補充してエンジンを始動します。

エアが抜けやすいように、クルマの前部をジャッキアップしてエア抜きを行います。
完全暖機するまでアイドリングで暖機します。
エンジンを止め水温が下がるまで放置します。冷却水を補充します。
エンジン側のドレンからエア抜きします。また冷却水を補充します。

この作業を、３～４回繰り返してリザーブタンクの冷却水が減らなくなるまで繰り返します。
部品の交換作業よりエア抜きに時間を要します。
完全にエア抜きをしないとオーバーヒートの原因になります。

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