マツダ・スクラム　オーバーヒート　エンジン交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

マツダ・スクラムがレッカー搬送されて入庫してきました。
高速道路でオーバーヒートしてエンジン始動不能です。
先ずは、リフトアップして状況・症状を診断します。

下廻りを見ると冷却液が漏れた形跡があります。
ラジエーターも空っぽになっています。エンジンオイルにも水が混入しているようです。
シリンダーヘッドガスケットが完全に抜けてしまったようです。
高速道路でオーバーヒートしたのでダメージが大きいですね。(~_~;)

シリンダーヘッドの歪み、各シール類の劣化など損傷の大きさが懸念されるので、
お客様と相談して、今回はリビルトエンジンに交換することで対応することにしました。
発注したリビルトエンジンが入荷したので作業開始です。

予めエンジンオイルや冷却水、ミッションオイルなどは抜いておきます。
車両側とつながっている配線、ホース・パイプ類、ケーブル等をすべて切り離します。
エンジン＆ミッションをそっくり車から降ろします。

エンジンが搭載されていた部分を下から覗くと空っぽになっていて運転席が見えます。

エンジンとミッションを切り離し、ＩＮ・ＥＸマニホールド、補機類などをすべてリビルトエンジンに移植します。
もちろんガスケット類はすべて新品を使用します。

降ろした時の逆の手順で、
組み上がったエンジン＆ミッションをクルマに搭載します。

各オイル類、ＬＬＣを注入したら、セルモーターでエンジンをを廻してオイルが行き届いてから始動します。
エンジン運転中に各部を点検し、完全暖機したらエンジン調整、点火タイミング点検等を実施して作業は完了です。
最後に試乗をして異常のないのを確認して完成です。

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