旧車の整備　＃８　パオ　エンジン修理　その３　　シリンダーヘッドオーバーホール　吸・排気バルブ交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

吸・排気バルブが生産廃止！ (*_*;
中古のエンジン、シリンダーヘッド？　リビルトエンジン？
どうやって対応しようか？・・・と思い悩んでいましたが。
いろいろと手を尽くして探したところ、何とか必要なバルブを調達できるメドがつきました。(^^;)
そこで気を取り直して作業再開！(^_^)
エンジン各部のカーボンを清掃しました。

注文しておいたバルブが入荷したので早速ヘッドに組み付けていきます。
入念にバルブのすり合わせをしてアタリをつけます。
事前に IN・EXポートなど各部をクリーニングしておいたヘッドにバルブを組み付けます。
バルブシール、カムシャフトオイルシールも交換しました。

新品のバルブと取り外したバルブを比較してみました。
当然のことですが、旧品はカーボンなどで汚れています。

バラしておいたロッカーアーム類を仮組して、バルブクリアランスを仮に調整して作動を確認してシリンダーヘッドの完成です。

続いて、シリンダーブロックにヘッドを組み付けます。
もちろんガスケット類はすべて新品を使用します。
締め付け順序に従ってヘッドボルトを規定トルクで締め付けます。
ロッカーアームもしっかり取り付けます。

ここまでくれば。。。(^^;)
あとは、取り外しておいたパーツ類を組み付け復元します。
LLCを注入したらいよいよエンジンに火を入れます。
無事に始動しました。
暖機中に点火時期やキャブレターの調整を行います。

バルブクリアランスは温間時の調整が指定なので、
エンジンが完全暖機してから再度タペットカバーを開けて調整します。

バルブクリアランスの調整が完了したら、全てのパーツを取付けて復元します。
再度エンジンの調整を行い、エンジンルームをクリーニングして完成です。

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