セレナ　エンジン異音修理 タイミングチェーン交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンジンからの異音で、セレナが入庫しました。
とりあえず診断してみると。。。
エンジンを空ぶかしした時にカラカラ、シャラシャラ音がします。
さらに聴診器で音の原因を探っていくと・・・
タイミングチェーンのあたりからすることが分かりました。

タイミングチェーンが伸びて弛んでしまっているようです。
エンジンを空ぶかしした時にエンジン内部で暴れて異音につながっているようです。
タイミングチェーンを交換するには・・・
フロントカバーを取り外さなくてはならないのですが、フレームとの隙間が狭く外れてくれません。
エンジンをクルマから降ろしてから作業する必要があります。
今回は大掛かりな整備になりそうです。(; ･`д･´)

さて、作業に掛かります。
手始めに、周辺の邪魔になる部分をすべて取り外します。
フロントの下廻りをバラしてサブフレームを降ろします。
もちろん、エンジンにつながるハーネス、パイプ類もすべて切り離します。
これで何とかエンジンを降ろす準備ができました。

大幅に端折りましたが・・・
エンジンを降ろすことができました。(^-^;

エンジンルームを下から覗くとスッポリと空になっているのが分かります。(^_^)
エアコンのコンプレッサーはガスを排出しないように配管を切り離さずに取り外してよけておきます。

つづいて、タイミングチェーンのカバーを取り外します。
するとやっとタイミングチェーンが姿を現します。
良く見ると、タイミングチェーンのテンショナーが伸びきっていて
チェーンに全くテンションが掛かっていませんでした。

カバーの裏側には、チェーンが当たって擦れた跡がクッキリと付いていました。
チェーンとスプロケットを取り外してみると、E/gブロック側にも傷が・・・(；ﾟДﾟ)
これが異音の原因ですねぇ (~_~;)

原因となっているパーツを手配し交換しました。
組付けてみると、テンショナーの伸び具合が全く違うのが良く分かります。
チェーンカバーを取り付ける前にオイルシールやOリングも取り替えました。

チェーンカバー、INマニホールド、クランクプーリー等を取付け、
エンジンが組みあがりました。
この後は、逆の手順でエンジンを搭載しサブフレームを取付けていきます。

今回交換したパーツはこちら！
IN＆EXのタイミングスプロケット、チェーン、チェーンガイド、テンショナー。
各部のオイルシール、ガスケット、Oリングなどです。

タイミングチェーンは、通常３０万kmくらいは交換が不要なのですが。。。
オイル管理が悪いと摩耗が進み今回のような症状が発生することがあります。(;´Д｀)
高額な費用になるのでオイル管理をしっかりやることをお勧めします。

エンジン搭載後に・・・
オイルやLLCを注入し、エンジン調整、TAS学習等を実施しました。
異音も解消し、以前よりエンジン音も静かになりました。(^_^)

• 整備
• 交換
• エンジン
• 日産
• エンジン脱着
• タイミングチェーン交換
• 修理
• 重整備
• オイル
• オイル交換
• セレナ