ホンダ　ゼスト　愛知県名古屋市中川区 時々エンジンが止まる。　スロットルボディ｜車検・点検・修理のグーネットピット

この度は当社コーナーをご覧頂きありがとうございます。
当サイトをご覧の皆様に私共の作業実績を見ていただき車屋選びの参考になればと思っております。
今回は本社整備工場での作業実績をご紹介させていただきます。

Ｉ様ご依頼の「エンジンが時々止まる」です。

コンピューター診断機で異常個所を調べます。

スキャンツール（自動車診断機）とは、自動車のコンピューター管理化において整備上欠かすことの出来ないツールです。
故障コードの読み取り、消去・データの読み込み・車両へ擬似信号を送りテストや整備を行うことが出来る診断機です。

今回の場合、診断機での故障コードは出ませんでした！！！

ということで診断機が調べられない個所の故障だと逆に判断できました。

スロットルボディが汚れているので１番怪しい・・・

スロットルボディは、エンジンに取り込む空気量をコントロールする部品です。
この部品により空気量を調整し、エンジンの回転数を制御しています。
空気量を多く取り込むと、その空気量に応じて適当な燃料噴射量を噴くので爆発力が大きくなり車は加速します。

逆に、空気量が少ないと燃料噴射量も少なく、小さなパワーしか生み出さないということになります。

また、スロットルボディの開閉はドライバーのアクセルの踏みこみと連動しており、アクセルを思い切り踏み込むとスロットルボディの開度は大きくなり空気量を多く取り込みます。

加速・減速はドライバーの意思であり、それによりスロットルボディの開度が変わり、エンジンパワーの大きさも変わるという流れで車は動いています。

スロットルボディは、円形のバタフライバルブ構造になっています。
大抵の車において、エアクリーナーとエンジンの間に取り付けられており、目視できるサイズなので比較的簡単に見つけることができます。

従来のスロットルボディは、バルブの開閉は機械的にアクセルペダルと繋がっているという単純な仕組みでした。
しかし現在は、電子式(DBW：ドライブ・バイ・ワイヤ)の採用が一般的です。
機械式の車にはアイドリング中もエンジンを止めないために、アイドル時専用の空気量調整機構（ISCV：アイドル・スピード・コントロール・バルブ）が装備されていました。
空気の抜け道のようなものです。

しかし、ISCVは劣化や汚れの詰まりにより、アイドリングが安定しないこともしばしばありました。
電子式にすることで、ISCVの定期的な手入れや設置するスペースを排除し、アイドリングの安定とスペースを確保することが可能となったのです。

汚れていたので、分解洗浄をしてみましたが、機能回復はしなかったのでスロットルボディを交換しました。

新品の部品ですと３２６００円するので、今回はリビルト部品を使用しました(３万ｋｍ使用で１８０００円)かなり修理金額がお安く出来ると思います。

部品交換後に診断機での再確認と試運転し無事に作業完了です。

これをご覧の皆様も技術力やお店の対応力など車屋選びのご参考にされると思いますが
私共、高坂自動車株式会社のGooPitレビューをぜひご覧ください。
多くの方々にご支持頂いております。


高坂自動車株式会社　本社整備工場
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担当　杉浦