マツダコスモ　13BRE　ウォーターポンプＯＨ｜車検・点検・修理のグーネットピット

13Bロータリーエンジンのマツダ　コスモになります。
今回は、ウォーターポンプからの水漏れで、本来ならウォーターポンプ交換と
なるのですが、旧車の宿命か廃番となっていました。
以前に20Bのウォーターポンプを交換したことがありましたが、その時は
マツダメーカーからの受注先の方に、バックオーダーで製作してもらえたのですが
今回は、”もう作れません・・・”ということで、オーバーホールとなりました。

各ベルトやラジエターファン、オルターネーターなど補器類を取り外し
ウォーターポンプを外していきます。

取り外した、ウォーターポンプです。

ウォーターポンプのオーバーホールしてくれるところって、内燃機屋さんかな？
専門店でもないので、使えるものは何でも使います。
これは、ウォーターポンププーリーのハブの部分を、プレスで抜くために
ミッションジャッキ上部のＬアングルを加工し、ハブを固定しました。
いい感じなのですが、なんか泣けてきます。

綺麗に抜けました！

今度は、ウォーターポンプのインペラ部を抜いていきます。
もちろん、プーリー側のスナップリングを外してあります。
詳しく書いているのは、今後の為の備忘録と、ロータリー乗りの方の為の
参考になればという思いです。
かくいう私も、ネットのブログなんかには助けられていますからね。
情けは人の為ならず・・・です。

上の写真が、シャフトを抜いたところです。
下の写真は、さらにシャフトシールとバッフルプレートを外したところです。

今回交換するパーツです。
シャフト（ベアリング）はそのまま再使用するので、交換パーツは
・シャフトシール
・バッフルプレート
・スナップリング
の3点です。
ウォーターポンプＡＳＳＹは、確か5万円くらいしたと思いますが
上記の3点で、2000円程度です。W/Pガスケット入れても3000円くらいですね。
ロータリーに乗っているなら、持っといたほうがいいですよ～

組付け前に、錆サビの本体を塗装しておきます。

バッフルプレートを組み付けます。

ウォーターポンプ本体に、シャフトを組み込みます。

スナップリングを入れます。

ウォーターシール（メカニカルシール）を打ち込みます。
メカニカルシールと言うだけあって、構造は複雑です。
分解時に寸法取りができればよかったですが、構造上できなかったので
内部のスプリングにある程度のテンションをかけた状態で、組付けてあります。

インペラーを圧入します。
ここも、クリアランスが重要なところです。

プーリー側のフランジを圧入します。
この深さは、ベルトの位置ずれに関わってくるので、分解前に寸法を取って
その通りにの深さに組付けます。

組み上がりましたー。

元通りに組付けて、漏れを確認し完成です。

ありがとうございました！。

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