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車検整備でお預かり致しました！

お客様から、運転席ドアを開けた時、「カチッ」と音がするのが気になるとの事。
点検をするとドアチェッカーから音がしていました。
スプレーグリスを塗布してみましたが、効果無し。部品を交換するしか、ありません。

続けて点検を始めると、色々と・・・。

まずはエンジン廻り。
エンジンオイルがレベルゲージに全く付きません。
外観、タイミングチェーンカバーに若干の滲みがある程度でオイル漏れはありません。
前回車検から約29,000km走行しているのですが、タイヤの空気圧調整以外、
何もしていないとの事。
一先ずオイルを足してみると、3ℓ入ってしまいました。因みに全体容量は4.6ℓです。
よくチェックランプも点灯せず、焼き付きも起こさなかったもんです・・。

フラッシング剤を使うと、剥がれたスラッジで油路を詰まらせてしまうリスクがあるので、
通常のオイルで洗浄した後、再度オイル交換をする事にしました。

後はエアーエレメントの汚れ、ファンベルトのひび割れ、バッテリーの劣化がある状態。
また外観漏れは見られませんが、パワステフルードの量が少ない状態。
エアーエレメント、ファンベルト、バッテリーは交換、パワステフルードは専用油（純正油）を補充する事としました。

続いて足回り。
リヤブレーキパットの残量不足、フロントロアアームのブッシュ破れ、リヤタイヤのワイヤーが出そうな状態でした。
各交換が必要です。

ご提案した所、全て施工させて頂く事になりました。

ファンベルトのひび割れ、エンジンオイルの滲みが見られました。
ファンベルトとエンジンオイルは交換。
エンジンオイルはオイルを足した状態で3時間程度アイドリング状態で放置。
（エンジンを温める事で溜まったスラッジを出来るだけ溶かし、抜き取る為）
オイルを抜き取り、再度洗浄用のエンジンオイルを充填。
再度3時間程度アイドリング状態で放置した後、オイルとフィルターを交換、漏れ止め剤と添加剤を注入。
お客様には5,000km又は半年、どちらか早い方でオイル交換を必ず実施する様、お願いしました。

ロアアームのブッシュです。断裂し、グリスが飛散していました。

ナックルを外さないとロアアームの取り外しが出来ない為、分解、取り外しをします。

外したロアアームと新品のロアアームです。

ロアアーム交換後です。1G締付後、舵角センサー調整を実施します。

スキャンツールにて舵角センサーを調整します。

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