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車検整備でお預かり致しました！

お客様より朝エンジン始動後、すぐに発信した後の一時停止でエンストしそうになるとの事でした。
症状は再現しませんが、スキャンツールでデータをモニタリングすると、ISCVの数値が基準値よりも多い状態でした。また排気ガス濃度もHCが147ppmと高い状態でした。
吸気通路にカーボンが溜まっている事が推察されます。

ISCVはアイドリング時のエンジン内部に取り込む空気量を制御するバルブです。このISCVの空気通路にカーボンが溜まると、取り込む空気量が減ってしまう為、よりバルブは開かないと必要な空気量を確保出来ません。冷間時や減速時というのは、よりバルブを開き、吸入空気を確保しないといけません。そういった時に必要な空気を確保できない状態となれば、エンストに繋がります。

実際に吸気系を点検すると、エアーエレメントは大分汚れており、ISCVを外すと、やはりカーボンが溜まっていました。
吸気系の清掃、エアーエレメントは交換、またスパークプラグも劣化していたので、交換が必要です。
こちは各実施後、ISCVは9.7%まで低下し、HCも10ppmまで低減しました。

引き続き検査機器による点検を実施。

するとヘッドライトの光度が足りない状態でした。
レンズ表面がくすんでいたので、一先ずコンパウンドで軽く磨いてみました。すると車検適合範囲まで光度が上昇する事を確認！
ヘッドライトスチーマー施工をお勧めしましたが、ご自身でコーティングをやるとの事。

続いて点検作業を実施。

こちらは基本油脂類、エンジンオイル、クーラント、ブレーキオイル、オートマオイルが交換時期。
またオートマはトランスファサイドカバーからオイルが漏れていた為、ガスケットを交換、エンジンオイルはリヤクランクシール廻りからオイルが漏れていた為、漏れ止め剤を注入させて頂きました！

入庫時の状態です。ISCVの数値が17.8%と高い状態でした。

清掃後の状態です。ISCV値が大分下がりました。

エアーエレメントの状態。大分汚れていました。

エアーエレメント、新品です。

ISCVを外した状態。カーボンが溜まっています。

清掃剤にて清掃中・・。

清掃完了後です。

入庫時のヘッドライトの状態。左は光度64以下なので、不適合です。

レンズの状態。しらっちぇけて、くすんでいました。

オートマオイルの状態。ドライブシャフトの右側、カバー部分から漏れていました。

ガスケット交換後です。

オートマオイル、交換中です。
抜き取ったオイルは大分汚れています。

交換後の状態。大分綺麗になりました。

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