クラッチペダルが重い　日野市　多摩市　八王子市　東京｜車検・点検・修理のグーネットピット

クラッチペダルを踏んだ感触が、以前よりも硬くなったとの事。
クラッチを踏むと、ペダルに取付られているワイヤーが、トランスミッションのクラッチ作動部分（クラッチフォーク）を引っ張るという構造。ワイヤーが固着している様子は無いので、クラッチのオーバーホールが必要な旨、お話しし、作業させて頂きました。

クラッチオーバホール、最近は本当に少なくなりました。オートマばっかりですからね～。
サンバーのミッションを降ろすのも久しぶりです。
サンバーはリヤエンジン、リヤ駆動のＲＲ車。ちょっと狭いので、やり辛いです。
リヤバンパー、マフラー、エアクリーナーボックス、スターターモーター等を外し、ミッションを降ろします。
さすがに10万km走行ですので、レリーズベアリング廻りがクラッチのダストでびっしり。これでは動きが悪いはず。

ミッションケースを清掃、グリスアップをしてから、レリーズベアリングを交換します。またフライホイールを外し、パイロットベアリングとリヤクランクシールも併せて交換し、クラッチカバーとディスクの新品を取り付けます。

組み付け後、走行テストをして、完了！
費用は￥69,562-。

久しぶりにやったので、少し時間掛かっちゃいました・・。
この後、もう1台入ってくるので、そちらは早く出来るでしょう！

別のクルマですが、クラッチの作動に関して。クラッチペダルを踏むとワイヤー（画像は油圧にて）によりクラッチフォークが押され、フォークに取り付けされているレリーズベアリングがクラッチカバーを押し、クラッチが切れるという流れ。

バックドアを開け、荷台のサービスホールを開けます。

下からの画像。バックギヤに入れた時にバックランプを点灯させる為のスイッチからギヤオイルが漏れていました。併せて交換します。

取り外したミッション、レリーズベアリングです。クラッチダストが溜まり、それが抵抗となってしまい、動きが悪くなっていた状態です。

外したフライホイール。中心のパイロットベアリングも交換します。

フライホイールを外した状態のエンジン後ろ側。茶色い部分がリヤクランクシール。その内側が回転する部分、クランクシャフトです。この状態にしないとリヤクランクシールというパッキンが交換出来ないので、クラッチオーバーホールの時は一緒に交換した方が良いです。

交換後のシールです。

上が外したクラッチディスクとカバー、右下が新品です。