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法定点検でお預かり致しました！

半年毎点検させて頂いているので、エンジンオイル交換、ウォッシャー補充ぐらいだったのですが、問題が・・。
法定点検時はスペアタイヤの空気圧が点検項目にあります。で、スペアタイヤを外そうとしたのですが、外れません。
固定しているボルトがびくともしません・・。
プライヤーを引っ掛けて回そうとしても、がっつりの状態

よく見ると、バックパネルからトランクにかけて、水が流れた跡がありました。雨漏れしていて、ボルトが錆びてしまった様ですね。

とにかく、先に進むにはボルトを破壊するしかありません。

お客様にご相談、ご了承頂いてから作業を進めます・・。

まずはグレーの樹脂部分を破壊し、タイヤを取り外します。
すると、やはりボルトが茶色く錆びていました。
浸透剤を加えながら少しずつ、緩めたり締めたりしながら進めてみますが、途中でボルトが折れました。
仕方が無いので、ドリルで削り、ボルトを除去、タップでねじ山を修正。
腐食個所は磨いた後、赤錆黒錆転換剤で防錆処置をした後、ネジ部分はスプレーグリスを塗布。

そういえば、1年前の車検時も異常に硬かった様な記憶が・・。

その時もスプレーグリスを塗布しておいた様な気がするのですが、ダメだったようですね・・。
前回も今回も濡れてはいなかったので、過去に雨漏れをし、その修理はされていたのですが、ねじ山部分は錆びが進行してしまったのかと思います。

スペアタイヤ外すだけなのに、大変な作業になってしまいました・・。

入庫時の状態です。中央のグレー部分がタイヤを固定しているボルトです。
ガッチガチで全く動きません！

一先ずタイヤを外さないと進めないので、グレーの樹脂部分を破壊し、タイヤを外します。

タイヤを外した状態です。がっつり錆びています。

ボルト除去、ねじ山修正、防錆処置後の状態です。
ボルトはスムーズに挿入出来る状態になりました。

折れたボルトです。

新品のボルトです。

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