マーチ　エアコン不調　日野市　八王子市　多摩市　東京｜車検・点検・修理のグーネットピット

皆様、おはようございます！
まだまだ暑いが続きますね～。エアコンがまだまだ必要です。
さて、本日は平成4年式、HK11、ニッサン　マーチのエアコン修理、ご紹介致します。
エアコンの風が、スイッチのＭＡＸ位置でしか出ない、もちろん風も最大の状態という状態です。
エアコンのスイッチは、風のダイアルが0の位置だと消え、ダイアルを1以上に回すと青く点灯しますので、スイッチの異常では無さそうです。という時点で、十中八九ブロワーレジスターでしょ？という事になりますが、決めつけず、点検です。

ところで、レジスターに関してですが、これは抵抗体です。風を起こすモーターですが、最大風力を出すには電気を直結で流せば良い訳です。しかし、そこより少し弱く、またもっと弱くしたい場合、電気（電流）量を減らさなければなりません。電流量を少なくするには抵抗を加える必要があります。乗用車の電圧は12Vで決まってますので、抵抗が多くなれば電流は少なく、抵抗が少なければ電流は多くなりますよね。オームの法則で電圧÷抵抗＝電流ですからね。

続いて電気の流れですが、バッテリーからリレー、モーターと流れ、最大風力の時はそのままスイッチ、アース（マイナス側）へ、風力を落とす場合は、モーターの後、レジスターを介してスイッチへと流れます。
従いまして、現状の症状だとレジスターが怪しいとなるわけです。
で、まずはレジスターに12Vが来ているか確認、こちらはＯＫ。続いてカプラーを外し、各スイッチに動かした時、カプラーとアースとの抵抗を計測します。こちらも全てＯＫ。一応レジスターも単体点検しますが、抵抗無限大、断線しています。
という事で、やはりレジスター単体不良でした！

部品は取り寄せなので、部品が入荷後に再度お預かりという事で。
交換作業は5分と掛からないので、すぐ終了です。交換後はちゃんと風量の調整が出来る様になりました！費用は￥6,760-でした。

1番右のダイヤルが風量の調整です。一番右の最大風力の所でしか、風が出ません。

こちら配線図。ＢＡＴ（バッテリー）からリレー、モーター、スイッチ（風量を絞る場合はレジスターを介して）、アース（マイナス）という流れです。

茶色のカプラーが刺さっている部分がブロワーレジスター。場所は、助手席足元、グローブボックス奥辺りです。

左が新品、右が搭載品です。