タントエグゼ　エンジンチェックランプ点灯　日野市　八王子市　多摩市　東京｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンジンチェックランプが点灯したという事で、お預かり致しました！



エンジンチェックランプが点灯しており、アクセルを踏み込んだ時、エンジン右上辺りから「ジリジリ」という金属音がしており、加速性能も悪い感じがする状態です。



一先ずコンピューター診断を実施します・・。



するとP0012　VVT制御(遅角フェイル)のコードが検出されました。



アイドリング時、加速時とその状態により効率よく燃料をエンジン内部に取り込む為、吸入する為にバルブを開くタイミングを変化させるのがVVT。
エンジンコンピューターが指示した状態とVVTの実際の状態に5秒以上ずれが生じるとこのコードが出ます。



ただ、入庫してからは指示電圧値と実際の位置とにずれが生じない状態。



実際に症状が発生した時のデーター、フリーズフレームデータを見ると完全暖気後、軽くアクセルを踏み込んでいる位の走行中に発生していた模様。同じ様にテストドライブをしてみても、再現する事はありません。



ＶＶＴ制御はエンジンオイルの油圧で制御する為、一先ずオイル廻りを点検・・。

するとレベルゲージに全くオイルが付かない状態です！！
前回オイル交換から1年、12,000km走行。その時注入したオイルは0W-20と低粘度のオイルです・・。
新車時は低粘度オイルが注入されていますが、使用が進む中で、ピストンリングはシリンダーは確実に摩耗し、どうしても隙間が生じていきます。
そういった車両に低粘度オイルを入れてしまうと油膜が形成出来ず、圧縮不良、金属摩耗の抑制といった事が出来ず、オイル上がりを起こしてしまう事もあります。
またオイル交換タームが長すぎますので、内部はスラッジが堆積してしまい、エンジンに深刻なダメージを与えてしまいます・・。
エンジンオイルは清浄、防錆、冷却、密封、潤滑の役割を担っています。
エンジンのコンディションに応じ、オイルの粘度も変えていく事、また適切な交換時期、適切なグレードのオイルで交換していく事が非常に重要です。



で、エグゼですが、どの位オイルを消費しているのか確認する為、オイルを足してみると全体容量2.9ℓに対し、2ℓ入ってしまいました。この状態でもオイルチェックランプが点灯しないのも、どうかと思いますよね・・。

オイル補充後は一先ず異音は無くなりました。



加速性が悪いのはスパークプラグが摩耗していたことが原因。



今回はエンジンオイルとフィルターの交換、エアーエレメントの汚れ、スパークプラグの劣化が見られたので、各交換を実施。

作業後はドライビリティも改善されました。



故障診断点検費用　￥16,500-
エンジンオイル、フィルター交換　￥500-
エンジンオイル（洗浄用）￥1,350-
エンジンオイル（5W-40　SN/CF　A3/B3)　￥3,300-
オイルフィルター　￥1,200-
ドレーンパッキン　￥100
WAKO’S　パワーシールド　￥3,000-
エアーエレメント交換　￥1,600-
エアーエレメント　￥2,400-
フューエル1　￥1,600-
スパークプラグ交換　￥4,000-
スパークプラグ3本　￥2,490-





税込み総額￥38,040-となりました。

入庫時です。エンジンチェックランプが常時点灯している状態でした。

コンピューター診断の結果です。

症状が発生した時のデータです。
症状が再発し辛い時、再現性を高める為、大切な情報ですね。

実際のデーターです。
目標変位角がコンピューターが指示した値、実変位角はVVTが実際に動かした状態を示します。共にリンクしているので異常無しですね。
恐らく管理が悪く、オイル量が不足しておりましたので、油圧低下によりVVTが動かない状態が生じたのかと思います。

オイル交換等作業後はトラブルコードが出ない状態となりました。

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