ドミンゴ　エンジン冷却水廻りの修理　日野市　八王子市　多摩市　東京｜車検・点検・修理のグーネットピット

水廻り修理という事で、お預かり致しました！
今回のご用件は2点。まずは助手席下辺りから冷却水が垂れており、ラジエターから漏れていると思うとの事。
またもう1点、ラジエターを冷やす電動ファン、回転する時、連続して回らず、1秒おき位で断続的に回転するとの事。あまり見た事が無い症状ですね・・。

症状は2点共すぐに確認が出来まして、水漏れはラジエタータンクから、電動ファンは確かに通常の様に、連続して回転しません。

ラジエターは昔懐かしい銅製。今は樹脂タンク、アルミコアが当たり前ですからね。銅製は修理が出来るので、昔はラジエター修理業者に修理依頼を良くしましたが、樹脂製になってからは修理よりも社外新品交換の方が安い為、修理業者さんは、次々と廃業に・・。
今回は問屋さんから修理済みの中古品、リビルト品に交換する事になりました。
工賃￥17,010-、部品代￥57,380-、合計￥74,390-となりました。


続いて電動ファン。こちらはエンジンに取付されている冷却水温度を検知するセンサーの情報を読み取ったエンジンコンピューターがラジエターファンに動作指令を出すという仕組み。

という事で、まずは電動ファンモーターを単体点検。こちらは異常無し。
続いて電動ファンへの動作指令状態を点検。するとコンピューターからの指示電圧が加わった時、断続的に12V、0Vを繰り返す状態を確認しました。
そこでエンジンコンピューターとセンサー間、エンジンコンピューターと電動ファン、それぞれの配線を確認する事に。
するとコンピューターとセンサー間の配線が断線しかけている事を確認できました。正しい情報をコンピューターが把握出来てしない状態という事ですね。

ただコンピューターは3列目シート、水温センサーは荷室下のエンジンルーム。配線がどの様に通っているのか、資料も無い為、全く分かりません・・。
ただ、センサー側のカプラー近くの配線、妙にくにくに曲がる状態。断線しているっぽい感じがします・・。
そこでダメ元で配線の表皮を軽く向き、コンピューター間の抵抗を測定・・。するとコンピューターと測定個所の間は抵抗無し、断線していない事が確認出来ました！

ラッキー！センサー部分のカプラー部、配線修理で大丈夫でした！
修理後動作確認・・。修理後は正常作動する事を確認出来ました！こちらは￥12,420-にて。

作業完了後、水漏れ等不具合が生じない事を確認し、お返しさせて頂きました。

交換前のラジエターは、ゴムホース近く、冷却水が漏れている為、緑色になっているのが分かります。

こちらは交換後の画像。硬くなり、劣化しているラジエターホースも交換させて頂きました。

ただラジエター脱着はかなり大変！横のスペースが無い為、若干無理やり外す感じです。ラジエター下側を手前に引きながら、左を先に下げていきます。コツがいりますね・・。

水温センサーのカプラー部、断線個所です。カプラー直近の部分で断線していた為、カプラー中の端子を外し、交換させて頂きました。トヨタみたいにリペアカプラーが設定されていれば良いのですが・・。