トヨタ ハイエース アイドリング中エンスト｜車検・点検・修理のグーネットピット

ハイエースのディーゼル車､エンジン不調 アイドリング中エンジンが止まってしまう｡ エンストの修理依頼です｡
夕方車両を預かり､点検しました｡
現在不調も無く､アイドリング回転も正常でスムーズに回転もあがります､不調は見られません｡スキャンツールで故障コードを読み取ります｡コードは入ってません｡もう一度再始動させましたが､不調が出ません､お客様の話によると朝の掛け始めで冷えてる時に出やすいとのことなので､ 今日はエンジン回りのエアーダクトのはずれやつぶれなど確認し､フューエルフィルターﾉ交換記録など確認して､故障が出た時の参考にするためスキャンツールでライブデーターの値を見ておきます｡
イタズラにいじりまわすのは得策ではないので一晩寝かせます｡

朝イチで始動してみます｡スタートさせ始動したものの数秒でアイドリング回転が止まってしまいました｡
故障が出ました｡ 昨日の初診を踏まえ､スキャンツールを使い､データーを見ながら始動させると､燃料圧力の値が低いようです｡ このせいでエンジンが止まってしまうようです｡
燃料圧力の値を比べてみると昨日よりやはり低いです｡
圧力が上がらない原因を調べます｡
燃料システムはフューエルタンクからフィルターを通リフューエルポンプで圧力を上げ圧送しコモンレールで燃料を溜めフューエルインジェクターで噴射します｡ このフューエルポンプ( サプライポンプ) にはサクションコントロールバルブ(電磁弁)がついていて､燃料の流量を弁の開閉でコントロールしています｡
これが悪さをして､流量が少なくなり圧力の上がりが悪くなってしまうようです｡本来ならエンジンコントロールコンピューターが算出した値にサクションバルブで流量をコントロールするはずが､弁の開きがスムーズに行かないようです｡

サクションコントロールバルブを交換してみます｡
新品の部品は比べてみると長いです｡これは対策された部品なのでしょうか？
部品交換してエンジンを始動して見ると､燃料圧力は上がり､直りました｡
巷では石を投げるとハイエースにあたる､と言われるほど人気の車種で､今回の車両の走行距離は約15万キロです｡
エンジン不調の原因はイロイロですが､このようなケース修理された方も多いのでは？
当工場のご利用お待ちしてます｡