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更新日:2018.11.20 / 掲載日:2015.10.27
「次の100年」に向けたスズキの一歩≪東京モーターショー2015特集≫

森野恭行
「SUZUKI NEXT 100」をテーマとして、個性あふれる4輪、2輪のコンセプトカーを多数展示する。2020年に創立100周年を迎えるスズキが、「次の100年」への一歩と位置づけるショーなのだから、気合いが入るのは当然のこと。4輪のワールドプレミアは4台で、これにジャパンプレミアのコンパクトハッチバックである「バレーノ」が加わる。見応えがあることは確かだ。
「マイティデッキ」と「エアトライサー」はのちに個別に紹介するとして、ここでは「イグニス」の内容をお伝えする。知っているファンも多いだろうが、「イグニス」はかつてのスイフトの海外名称。その名が、新しいカタチで復活することになる。
ジャンルはコンパクトクロスオーバーで、高めのロードクリアランスが生む高い機動性と、高めのアイポイントがもたらす見晴らしの良さを特徴とする。サイズからすると、スイフトの下に位置するモデルで、現在ならスプラッシュのポジショニング。高い完成度からして、登場の時期は近いだろう。ハンガリーのマジャール・スズキでの生産が有力と見た。
今回のショーでは、ベースモデルのほか、よりSUVテイストを高めた「イグニス トレールコンセプト」も展示される。コンパクトクロスオーバーを物色している人は、「新型エスクード」とあわせて、「イグニス」もきちんとチェックしておくといいだろう。
以前、スイフトは国外で「イグニス」という名前で販売されていた。
「イグニス トレールコンセプト」はベースモデルから、よりSUVテイストを明確にしている。
コンパクトハッチバック「バレーノ」。
効率性を最大限追求しながら、快適も高められているバレーノの室内空間。