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更新日:2018.11.02 / 掲載日:2015.10.27
レクサスブースは「GS F」「GS」「RX」をチェック!≪東京モーターショー2015特集≫
森野恭行
早くからアナウンスされていたのは、国内初お目見えとなる「GS F」と、「GS」のマイチェンモデルの出展。「RC F」でさらに評価を高めたD-4S採用の5L・V8を移植した「GS F」は、BMWの「M5」やメルセデスの「AMG E63」に対抗するハイパフォーマンスセダンだけに、大きな注目を集めるのは間違いない。ちなみに、新「GS」シリーズは年内発売を予定する。
また、デビューしたての新型「RX」も、ぜひショー会場でチェックしておきたいモデルといえる。「RX」のアグレッシブな変身に、驚く人も多いことだろう。
だが、本当のサプライズは、2015年の「東京」をワールドプレミアの舞台に選んだ、いわば隠し球ともいえる1台だ。断定はできないが……それは、レクサスの旗艦である「LS」の次期型のデザインや方向性を示唆するコンセプトカーである可能性が高い。スタイルはどう変わるのか? 技術革新はどこまで進むのか? 興味は尽きない。
RX
「GS F」
GS F
ご存じのように、レクサスのハイパフォーマンスをアピールするのは「“F”モデル」。世代交代に伴って「IS F」が消え、代わりに「RC F」が投入されたことで、戸惑いを隠せないファンも数多く存在する。でも、セダンの「“F”モデル」の新規開発は、きちんと継続されていた。それが、車格を1つ高めた「GS F」なのだ。
搭載するのは、473馬力/53.7kgm(北米仕様)の高性能を誇る“F”専用の5L・V8で、組み合わせるのは素早く、洗練された変速が自慢の8-speed SPDS(8速AT)。サスペンションは当然のように専用設計で、19インチのハイパフォーマンスタイヤを履くのだから、「速さ」と「刺激性」の両面でファンの期待に応えるのは間違いない。ライバルのドイツ勢は直噴+ツインターボだが、レクサスはD-4Sの自然吸気。自然かつ鋭い応答性と、リニアに高まるパワー感やサウンドが、「レクサス“F”」の魅力だ。
そして、ルックスで目を引くのは、精悍イメージを高めた専用のフロントマスクや、ボディサイドのエアダクト。4連エキゾーストディフューザーも含めて、迫力いっぱいのエクステリアを形成している。「一見の価値あり」のモデルであるのは言うまでもない。
GS Fのメカニズム