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コーティング・クリーニング
更新日:2021.12.27 / 掲載日:2021.12.27

コーティング車でも洗車機OK?使うときの注意点・コツを解説

コーティング車でも洗車機OK?使うときの注意点・コツを解説

コーティングをしていても、車は適度な手入れが必要です。手洗いが一番良いとわかっていても、時間の都合や手間を考えると洗車機を使いたくなる方も多いのではないでしょうか。

「洗車機は使わないほうが良い」という意見は多く聞かれますが、完全硬化しているコーティング車なら洗車機に入れても基本的には問題ありません。しかし、使い方を誤るとコーティングの劣化スピードを速めるきっかけにもなりますので、注意は必要です。

この記事では、コーティング車の洗車機がNGといわれている背景を踏まえて、使っても問題ないといえる理由を解説します。

コーティング車の洗車機は硬化後ならOK

コーティング車の洗車機は硬化後ならOK

コーティングした車でも、洗車機は使えます。コーティングが剥がれてしまいそうで不安になるかもしれませんが、洗車機の水圧程度で剥がれ落ちることは滅多にありません。そもそもコーティングは、化学反応によって塗装面に定着しています。

完全に硬化している状態であれば、ガソリンスタンドやコイン洗車場にある一般的な洗車機でも難なく利用できます。汚れが付いたまま放置しているほうがコーティングに良くないため、洗車が面倒に感じるときは洗車機を使って管理するのも一つの手です。

ただし、コーティングが完全に硬化するまでは1ヵ月程度かかります。未硬化の状態で洗車機に入れてしまうとコーティングが剥がれるリスクがあるので、注意しましょう。

コーティング車の洗車機がNGといわれる理由

コーティング車の洗車機がNGといわれる理由

コーティング車に洗車機がNGといわれるのは、なぜでしょうか?
おもな理由として、次の4つを解説します。

洗車機による細かい傷

洗車機を使うと、コーティングの有無に関わらず、小さく細かい傷(スクラッチ傷)が入る傾向にあります。

スクラッチ傷のおもな原因は、洗車機のブラシによる摩擦です。さらに、小さい砂やゴミが車に付着したままだと、ブラシが回転するたびに傷が入りやすくなります。とはいえ、1度や2度の使用では目立つほどの傷は付きません。

光沢が失われる

洗車機を何度も使用していると、細かい傷が蓄積しやすくなります。この細かい傷に汚れが入り込んでしまうと、車の光沢が失われてしまいます。

傷が多いほどくすんで見えてしまうため、洗車機を使う機会が多いと以前の光沢を感じられなくなるでしょう。

撥水性能の低下

洗車機を使うと、撥水性能(水を弾く性能)が落ちる傾向があります。コーティングが剥がれるのではなく、ダメージを受けている状態です。

もともと撥水性能は劣化によって落ちるため、洗車機を使わず丁寧に洗っている場合でも、時間の経過とともに水弾きは悪くなります。洗車機を使うと撥水性能が落ちるといわれているのは、ブラシによる摩擦で劣化スピードが速くなるのが原因です。

ワックス洗車による汚れ促進

ワックスを含んだコースを選択すると、コーティング表面に油分が付着します。油分は汚れを吸着する性質を持っており、汚れや紫外線、酸性雨が組み合わさるとさらにコーティングの劣化スピードが速まります。

きれいにするつもりで選んだワックス洗車が、かえって汚れを呼び寄せる原因になるのです。

洗車機も進化!コーティング車でも使える理由

洗車機も進化!コーティング車でも使える理由

上記では洗車機NG説を解説しましたが、洗車機も年々進化しており、コーティング車でも問題なく利用できるケースが増えています。その背景として挙げられるのが、以下2つの理由です。

傷が付きにくいブラシ素材が増えた

洗車機に入れると「傷が付く」「光沢が失われる」などのデメリットがありますが、どれも原因はブラシによる細かい傷(スクラッチ傷)によるものです。

従来までは、車へのダメージが比較的大きい「化繊ブラシ」が使われていましたが、布ブラシやスポンジブラシを装備する洗車機も増えてきました。化繊ブラシを使っている洗車機でも、ゴム素材を進化させ、傷が付かないように工夫しているケースもあります。

水洗い・シャンプーなら劣化影響が少ない

コーティングの劣化スピードを上げる要因として、ワックスを使ったコースを選ぶことが挙げられます。洗車機を使うときは、ワックスコースではなく水洗いやシャンプーコースを選びましょう。

基本は水洗いで問題ありませんが、汚れがひどい場合はシャンプーコースがおすすめです。シャンプーは汚れを浮かす効果があるので、ブラシが汚れを引きずることによって生じる傷を軽減できます。

コーティング車で洗車機を使うときの注意点

コーティング車で洗車機を使うときの注意点

洗車機が進化していても、慎重に扱わなければコーティングを劣化させるリスクがあります。コーティングにダメージを与えてしまう前に、3つの注意点を確認しておきましょう。

ノンブラシ洗車は使い分けが重要

洗車機ではなく、ノンブラシ洗車(高圧洗浄機)を使おうか悩んでいる場合も、使い分けが大切です。

コイン洗車場で見かけることの多いノンブラシ洗車(高圧洗浄機)ですが、コーティング車に優しいものの、汚れが落ちにくいデメリットがあります。手間が増えるので、手洗いや洗車機と使い分けるのがおすすめです。

走りながら乾かさない

洗車後は拭き上げを徹底しましょう。コーティングの力でいくら水弾きが良いとはいえ、走りながら乾かすのはNGです。走行中の風で乾きはしますが、濡れたままにしておくとホコリや砂が付きやすくなります。洗車後に自ら車を汚しにいくような行為です。

特にドアや窓の隙間は水が溜まりやすく乾きにくいので、目視しながら丁寧に拭き上げましょう。

洗車機に頼りすぎない

「洗車機が使える」からといって、すべてを洗車機で賄おうとするのはリスクがあります。コーティングの効果を持続させるためには、洗車機の使用頻度を抑えて手洗いも一緒に組み合わせるのがおすすめです。

使う洗車機によっては、導入から時間が経過して劣化している恐れがあります。洗車機を使うときは、車の汚れ具合や洗車機の状態に応じて判断しましょう。

コーティング車のセルフ洗車を簡単に効率良く終わらせるコツ

コーティング車のセルフ洗車を簡単に効率良く終わらせるコツ

手洗い洗車(セルフ洗車)が面倒と感じている方に向けて、簡単かつ効率良く終わらせる5つのコツを紹介します。ちょっとした工夫で洗車時間を短縮できるので、ぜひ取り入れてください。

晴天・炎天下は避ける

洗車に適した天候は、くもりや日差しの少ない夕方です。晴天の場合、夏場のボンネットは50度を超える高温状態になります。拭き上げスピードが遅いと、あっという間に水分が蒸発し、気付いたときには白いシミができあがっているケースも珍しくありません。

さらに、水滴がレンズとなり太陽光を集めると、コーティング面・塗装面に焼き付き(ウォータースポット)が発生する原因になります。数人で拭き上げ作業をしない限りは炎天下を避け、日差しの弱い場所で洗車するのがおすすめです。

ボディは濡らさずタイヤ・ホイールから洗う

洗車時は車全体を水で洗い流したくなりますが、まずは足回りから処理しましょう。

タイヤやホイールはボディと違い、油汚れが蓄積しやすい部分です。油汚れがコーティング面に付着すると取り除くのに手間がかかるほか、そのまま放置すると汚れを呼び寄せる原因にもなります。

さらに、ボディを濡らしてしまうと足回りを洗っている最中に水分が蒸発するリスクもあります。ボディと区別して洗車を進めるのがポイントです。

いきなりスポンジはNG!水で汚れを落とす

スポンジで車をこする前に、まずは水流で汚れを落としましょう。スポンジにたっぷりの泡と水を含ませていても、汚れが残っている状態でこすればコーティング面に傷が入ります。

コーティングに余計な負荷をかけないためにも、ある程度の汚れは水で洗い落とすのがベストです。

ボディ全体は上から下に向けて洗う

足回りを除き、洗車は上から下に向けて行ないましょう。下から順に洗ってしまうと、上に溜まった汚れが落ちて二度手間になるためです。さらに下にいくほど油や泥汚れもひどくなる傾向にあるため、上から順に洗うほうが効率良く仕上げられます。

自然乾燥する前に素早く水滴を拭き取る

くもりの日や日陰で洗車していても、油断は禁物です。水分が蒸発すると水シミやダメージの原因となるため、拭き上げは丁寧かつスピーディーに行ないましょう。

とはいえ、作業スピードは車の大きさも影響してくるので、マイクロファイバータオルなど吸水性の良いクロスを使うのがおすすめです。また、ドアノブやミラーは拭き残しが多い部分なので、見落とさないように注意しましょう。

「忙しくて手洗いしている暇がない」「手洗いが面倒」と感じている方は、プロに依頼するのもおすすめです。

「グーネットピット」では、洗車を得意とする業者検索にも対応しています。最寄りの業者をまとめて比較できるので、どこで依頼できるのか気になる方はお気軽にご利用ください。

https://www.goo-net.com/pit/

まとめ

コーティング車であっても、洗車機の利用は可能です。洗車機も進化しているので、使い方を間違わなければ車をきれいに保つ助けになります。

ただし、全国各地すべての洗車機が必ずしも、車に優しい工夫を施しているとは限りません。洗車機の質が悪ければ車に与える影響も大きくなるので、見極めは大切です。

コーティングの効果を維持できる洗車方法は、やはり洗車機より手洗いが優れています。手入れが面倒に感じる方はプロに依頼するのも一つの手です。コーティングも決して安い施工ではないので、ライフスタイルに合わせて適度な洗車を意識してみましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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