パーツ取付・交換
更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01

古い新品タイヤ(未使用タイヤ)の寿命はどれくらいなのか?

何かの理由で新品だけど製造されてから年月がを経ている新品タイヤ(未使用タイヤ)を装着することになった時、そんな時に気になるのは、タイヤの劣化と安全性の問題です。また、古い新品タイヤ(未使用タイヤ)は、その寿命なども気になるところです。古い新品タイヤ(未使用タイヤ)の寿命をはじめ、使用する際の注意事項についてご紹介します。

古い新品タイヤの寿命

古い新品タイヤの寿命

タイヤは使用していなくても、直射日光、紫外線、水、オゾン、油、熱等にさらされることによって劣化が促進されます。そのため未使用であっても古くなった新品タイヤの寿命は、一般的に製造後10年がひとつの目安になっています。さらに保管状況によっては、それよりはるかに短い期間で使用に適さない状態になってしまうこともあるのです。もちろん反対に保管状況が良好であれば、製造後10年以上経っていても、問題なく使用できることもあります。

古い新品タイヤのチェックポイント

古い新品タイヤを使用する際は、十分な注意が必要です。タイヤをよく見て、部分的であってもひび割れや変形が見られる場合は、劣化がかなり進んでいる可能性があります。また、見た目に問題がなくても、それだけで安心するのは危険です。空気圧を少し高めにして2、3日様子を見ると、保管していた時には気がつかなかったひび割れが出てくることがあります。さらに、ゴムの硬化などは、素人ではなかなか気づくことができません。やはり、古い新品タイヤを使用する場合は、一度専門家にチェックしてもらった方が安心です。

タイヤの適切な保管方法

新品のタイヤを長期間保管する場合は、劣化を防ぐために以下のような点に注意が必要です。

1.直射日光が当たる場所は避ける(できれば冷暗所で保管)
2.油や水がつく可能性のある場所は避ける
3.モーターやバッテリーなどオゾンを発生させる機器の近くは避ける
4.傷や変形を避けるため、物を落としやすい棚などの下に置かない
5.空気圧を通常の3分の2程度にしておく(ホイールに組んで保存する場合)

古い新品タイヤを無駄にするのは、やはり「もったいない」と感じてしまいます。そうならないように、すぐに使用する予定が無い場合は、できるだけ有効活用する方法(譲る、転売など)を考えた方がいいかもしれません。タイヤの劣化の状態を把握するのは、なかなか難しいことでしょう。年数の経過したタイヤを利用する際は、専門店にチェックしてもらうようにしましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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