オイル交換
更新日:2021.08.10 / 掲載日:2021.08.10

高性能かつお手頃価格を実現!「AZ」エンジンオイルを知っていますか?

 エンジンの性能や寿命も左右するエンジンオイル。性能が高くなれば値段も高くなるのが当然だが、高性能ながらお手頃価格の高コスパなエンジンオイルが、整備用ケミカルでおなじみのAZから登場。
●文&写真:橘 祐一

リーズナブルながらエステル配合の化学合成油

オイルの色は褐色。エステル配合らしく、注ぎ始めはねっとりとしていて、注ぎ終わりは糸を引くほどだ。この粘り気がエンジン内部の摺動部に絡みつき、しっかりとした油膜となって金属の表面を守っている。

 エンジンオイルの話になると必ず、安いオイルを短期間で交換するのがいいのか、それとも高性能のオイルを長期間使用する方がいいのかという話になるが、エンジンのことだけを考えれば高性能のオイルを早めに交換する方が良いだろう。とはいえ、1Lで1万円近い高性能オイルをそう頻繁には交換できない。そんな時に気になったのが、潤滑油やグリース、ケミカルでおなじみのエーゼットから発売された4輪用エンジンオイルだ。全グレードが100%化学合成油ながら、価格は3980円(4L/税込)からとかなりリーズナブル。すでに2輪用のエンジンオイルは人気が高く、コアなファンも多い。筆者も愛用者の一人だ。

 満を持して発売となった4輪用エンジンオイルは、スポーツ走行を想定した高性能オイルが中心だ。グループ3に分類されるVHVI(Very High Viscosity)、もしくはグループ4に分類されるPAO(ポリαオレフィン)をベースに、グループ5のエステル系オイルを配合したもの。負荷のかかるサーキットでの過酷な環境下でも安定した性能を発揮するので、スポーツ走行の多い車両や、長距離ドライブ、夏場の渋滞でもその真価を発揮するだろう。

 近年ではエンジン側の精度やオイルの性能が向上したことと環境問題の観点から、オイル交換のサイクルは長くなる傾向にあり、輸入車では3万キロごとという指定のメーカーもある。しかしこれまでの経験上、3万kmも無交換の場合、かなりシビアな状態となっていることも多い。メーカーが指定する交換サイクルより少し早めに、高性能オイルを定期交換するのが良さそうだ。その際にはこのオイルをぜひ試してみてほしい。

優れた始動性と省燃費性

カテゴリー/サーキット
●CEB-001/5W-30
●4L:3980円/
●20L:1万1999円

グループ3のVHVIをベースに、専用潤滑剤とエステルを配合した100%化学合成油。省燃費性能に優れ、エンジン内部の金属抵抗を低減。優れた始動性と高温でも高パフォーマンスを発揮する。高温、酸化安定性に優れているので、オイルの劣化を防いで長期間安定した性能を維持する。

スポーツ走行を好むユーザーに

カテゴリー/サーキット
●CEC-001/5W-20 4L:4400円/20L:1万5499円
●CEC-002/5W-30 4L:4400円/20L:1万5499円
●CEC-003/10W40 4L:4510円/20L:1万6500円

VHVIをベースに専用潤滑剤とエステルを配合した100%化学合成油。AZ独自のエステルベースの添加剤技術であるAETにより、強力な油膜を維持し続け、高温での安定した潤滑性能を発揮。優れた高温、参加安定性によってエンジンオイルの劣化を防ぎ、高パフォーマンスを長期間維持する。

低燃費エンジンにもオススメ

カテゴリー/ハイブリッド
●CEH-001/0W-20 4L:4730円/20L:1万7000円
●CEH-002/0W-30 4L:4840円

低温性能に優れたグループ4のPAOをベースに、専用添加剤とエステルを用いた独自の添加剤技術AETによる、ハイブリッド向け100%化学合成油。低粘度のオイルが隙間に入り込み優れた潤滑性を発揮。強力な油膜を維持し、高い燃費性能と低温での優れた始動性と高温での安定性により、高いパフォーマンスを維持。

レース・サーキット走行専用

カテゴリー/レーシング
●CER-997/0W-40 4L:6820円/20L:2万6400円
●CER-001/5W-40 4L:6600円/20L:2万3980円
●CER-996/5W-50 4L:6820円/20L:2万6400円
●CER-002/10W-60 4L:6600円/20L:2万3980円
●CER-999/15W-50 4L:6820円/20L:2万6400円
●CER-998/20W-60 4L:6820円/20L:2万6400円

高性能な化学合成油PAOをベースに、エステルを配合した独自の添加剤技術AETにより、高い潤滑性、冷却性、機密性を発揮し、冷間時からの始動や過酷な温度条件下での走行となるレースにおいて、最高のパフォーマンスを長時間維持し続ける。高粘度の15W-50、20W-60のグレードは、さらに高温、高圧条件下に特化。中・大型排気量車やドリフト走行にも適している。1L、5L設定もあり。

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ライタープロフィール

内外出版/オートメカニック
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