パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

タイヤ交換時に気になるタイヤについているマークの意味とは

タイヤ交換の際に、タイヤを選んでいる最中、タイヤの側面に黄色や赤色の点のようなマークがあったり、何かのしるしのようなマークを見たことがある方も多いと思います。このような点やマークには何か意味があるのでしょうか。今回はタイヤについているマークの意味について解説します。

タイヤについている黄色と赤色のマークの意味とは

新品のタイヤを購入した場合、タイヤの側面に赤色と黄色のマークがついていることがあります。このマークにはそれぞれ意味があるため、タイヤの取付け時に必ず確認する必要があります。黄色のマークは軽点マークと呼ばれ、タイヤのなかで重量が一番軽くなっている場所を示しています。赤色のマークはユニフォミティマークと呼び、タイヤの外周が一番大きくなっている部分を示しています。タイヤは生産工程の関係から完全な円形状をしている訳ではないため、ホイールに組み込む際の注意が必要です。

その際に必要となるのが、軽点マークとユニフォミティマークとなります。軽点マークはタイヤとホイールの位置合わせの際に必要となります。ホイールの一番重くなっているエアバルブ部分と、タイヤの一番軽い場所である軽点マークを合わせることで、タイヤバランスを保ちやすくする目安になります。タイヤの外周が一番大きいことを表すユニフォミティマークは、ホイールの外周が一番狭い部分と合わせることで、タイヤとホイールの最適な位置合わせが可能となります。

タイヤについている三角マークの意味とは

タイヤについている三角のマークですが、これはタイヤのすり減りを確認するために設けてあるスリップサインの位置を表しています。三角マークはタイヤの側面に4~9箇所ほど設けられており、三角マークのある位置の溝部分にタイヤのすり減りを確認できるスリップマークが設けられています。スリップサインは三角マークのある延長線上のトレッド面にある、溝部分に盛り上がった部分で、1.6mmの高さがあります。新品のタイヤは深さ8mmの溝がありますが、タイヤがすり減ってきて溝の深さがスリップサインと同じ1.6mmになってしまえば、そのタイヤはそれ以上使用することができなくなってしまいます。

タイヤについている承認マークの意味とは?

タイヤには各自動車メーカーを対象とした承認マークがついていることがあります。この承認マークは輸入車メーカーで多く採用されており、各メーカーごとに記号が異なります。例えば、メルセデス・ベンツではMOやMOE、アウディではAO やRO1となっています。この承認マークですが、自動車メーカーがタイヤメーカーと共同で開発を行い、厳しく定められているテストに合格したタイヤにつけられています。そのため、承認マークがついているタイヤは自動車メーカーが推奨する純正タイヤとも言うことができます。つまり、承認マークがついているタイヤは、車の性能を最大限に発揮してくれることを保証しているマークとも言えるでしょう。タイヤにはよく見ると様々なマークがついていますが、それぞれの意味をしっかりと理解して、タイヤの性能を最大限に引き出せるように取付けることが大切です。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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