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更新日:2020.04.21 / 掲載日:2017.06.30
ホンダ、「フィット」をマイナーチェンジ

先進安全装備を搭載するなどマイナーチェンジしたホンダ「フィット」
ホンダは6月30日、「フィット」をマイナーチェンジして発売した。これまでにも様々な改良が行なわれてきたが、大幅なマイナーチェンジは今回が初めてとなる。システム面では、予防安全技術で従来のレーザーレーダーを用いたシティブレーキアクティブシステムから、単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせた安全運転支援システムホンダ センシングにアップグレード。CMBS(衝突軽減ブレーキ)や歩行者事故低減ステアリングなどの安全装備に加え、スLKAS(車線維持支援システム)やACC(アダプティブクルーズコントロール)など、全8機能を装備し、快適で安全な運転を実現する。

新たにApple CarPlay、Android Autoに対応する

前後バンパーを変更し低重心かつスポーティな仕上がりとした
エクステリアでは前後バンパーのデザインを刷新。低重心でワイドな外観となったほか、全長が伸びている。また、フロントグリルとヘッドライトが連続するフロントマスクを備えたほか、ハイビーム、ロービーム、ポジションランプの全てをLED化して横に並べた「IN-LINE LEDヘッドライト」とLEDフォグライトを採用し、先進性を表現。ボディカラーは新たに3つの色を設定し、全12色のラインナップとなる。
また、シャシーやボディでも、板厚の向上やスティフナーの追加、ベアリングの剛性強化、制振材の厚み向上などが行われ、走行安定性や静粛性が強化されている。パワートレインは従来と同じものを搭載しているが、燃焼改善やフリクション低減、そしてカムシャフトの中空径を拡大する軽量化や効率化といった改良が施され、JC08モード時の燃費は最良の「HYBRID」で36.4km/Lから37.2km/Lに向上している。
FIT RS Honda SENSING

マイナーチェンジだが、エンジンやボディ剛性にも手が加えられている

乗り心地や静粛性も向上しているという
インテリアでは、Lパッケージに本革のような風合いや肌触りの素材を使用したプレミアムブラウン・インテリアをオプション設定。シートメイン部分にブラウンのウルトラスエードを採用しステアリングホイール、ドアパネルパッドなどにも、落ち着いた雰囲気のブラウンを配色し上質で心地良い空間を演出している。また、音楽再生や通話、マップアプリの操作などをナビ画面や音声で行えるApple CarPlayとAndroid Autoに新たに対応した。
メーカー希望小売価格は、142万8840円から236万7360円(税込)