車検・点検・メンテナンス
更新日:2016.08.29 / 掲載日:2016.08.29
車のクーラーをエンジン停止状態でつけるとどうなるのか
goo-net編集チーム夏になると外は温度が上昇し、それに合わせて車内も強烈な暑さとなってしまいます。
この様な場合、運転中にクーラーをかける事で快適にドライブをする事が可能できます。
エンジンを停止した状態でクーラーを使った時、車にどのような影響があるのでしょうか?
そもそも、エンジンを停止した状態でクーラーをつけることができるのでしょうか?
エンジン停止した状態でクーラーはつけられる?
コンビニやスーパーで買い物をする時、誰もがエンジンを停止するでしょう。
ただ、車に戻ってきた時には室内が高温状態になってしまいます。
また、車内で待機している人も、
クーラーが止まってしまうと熱中症にかかってしまう恐れがあります。
それを防ぐためにクーラーはつけたままでいたいと思う方も多いはずでしょう。
そもそもエンジンを停止させた状態でエアコンはつけられるのかというと
、エンジンが停止してしまうとエアコン自体、機能しません。
したがって、停車中にクーラーを利用する際は、
エンジンをかけた状態でないと快適な車内温度を保つ事はできません。
エンジン停止状態でのクーラーの風は、ぬるい風になる
家庭用エアコンで例えるなら、エンジンはエアコンの室外機となるので、
エンジンが止まるとエアコンは送風しかできません。
そのため、クーラーのように冷たい風ではなく、扇風機のようにぬるい風となります。
エンジン停止時にクーラーをかけた時、どのような影響があるのか
エンジンを停止させた状態ではクーラーは使用できず、送風となり、ぬるい風が室内に送られます。
しかし、ぬるい風では車内温度を下げるのは難しく、
そのままの状態では熱中症を起こしてしまうリスクを高めてしまうのです。
また人体だけではなく、エンジンを停止した状態でエアコンを使うと、
送風に使う電力でバッテリーが上がってしまい、エンジンが始動できない原因にもなります。
エンジンをかけたままでも、長時間のクーラーの使用でバッテリーは消耗し、
それによってエンジンがかからなくなってしまう事も多いようです。
夏場の運転にクーラーは欠かせませんが、エンジンを停止した状態でのエアコンの使用は、
バッテリー上りやエンジンなどの故障となるリスクを高めます。
車内の熱を上げにくくする方法として、サンシェードの使用や、
窓ガラスに断熱フィルムを貼る事で、直射日光を遮断し、車内温度が上がることを防ぐ事が可能です。
夏の暑い季節では、この様なカー用品とエアコンとを上手に利用するようにしましょう。