故障・修理
更新日:2026.03.10 / 掲載日:2019.08.30

車のバッテリー交換の費用はいくら?業者別の相場や交換目安を解説

「最近、車のエンジンのかかりが悪くなった気がする」もしこのような車の異変に気づいたら、バッテリーの寿命が近づいているサインかもしれません。しかし、バッテリー交換にいくら費用がかかるのか不安に感じる人もいるでしょう。この記事では、車のバッテリー交換にかかる費用や交換時期の目安、バッテリー交換費用を安く抑える方法について解説します。

1. どこが安い?車のバッテリー交換にかかる費用

車のバッテリー交換費用は、バッテリー本体の費用、交換にかかる工賃、古いバッテリーの廃棄費用によって変動します。また交換を依頼する業者によって費用が前後します。この章では、バッテリー本体の費用、工賃、廃棄費用について、詳しく解説します。

交換する場所バッテリー交換費用の目安(一般的なバッテリー本体費用・廃棄費用を含む)
ディーラー約5,000~8,000円
カー用品店約4,000~8,000円
整備工場約5,000~8,000円
ガソリンスタンド約4,000~8,000円

(1) バッテリー本体の費用

一般的なバッテリーは比較的リーズナブルですが、アイドリングストップ車用やハイブリッド車用、輸入車用バッテリーは高性能なため高価になる傾向があります。

バッテリーの種類価格特徴
一般車用バッテリー約4,000円~・日常的な走行や短距離運転に適した、一般的なバッテリー
・コストパフォーマンスに優れている
アイドリングストップ車用バッテリー約15,000~50,000円アイドリングストップ機能による頻繁なエンジン始動・停止に耐えるため、容量や耐久性、充電性能に優れたバッテリー
ハイブリッド車の補機バッテリー(プリウスやアクアなど)約30,000円~・ハイブリッドの電子制御システムや電装品を安定して作動させるため、電圧の安定性や充放電を繰り返す耐久性がある
・通常のバッテリーより高価である
輸入車用バッテリー約30,000円~・欧州車に多く用いられるバッテリー
・欧州車では高耐久のバッテリーが指定されるケースが多く、国産車用バッテリーに比べて高価になる
・近年では、国産車でも採用が増加している

ハイブリッド車の補機バッテリーは、通常のガソリン車と同じバッテリーが使われている車種もあります。

また、一部の車種(トヨタのプリウスやアクアなど)では、専用のハイブリッドバッテリーが使われることもあり、最近では国産車でも輸入車用バッテリーが用いられることも多くなっています。

このように車のバッテリー本体の費用は、サイズや容量、種類、性能、メーカーによって大きく異なります。

(2) 業者別の基本工賃

車のバッテリー交換にかかる工賃は、依頼する業者によって異なります。一般的な費用は以下の通りです。

業者の種類基本工賃
ディーラー約1,000~3,000円
カー用品店無料~約3,000円
整備工場約1,000~3,000円
ガソリンスタンド無料~約3,000円

工賃については、どの業者でも大きな差はありません。

中には廃棄費用を含めた価格設定をしている業者もあります。例えば、オートバックスのバッテリー交換工賃は、廃棄費用込みで約2,200円からとなっています。

(3) 廃棄費用

車のバッテリー交換には、古いバッテリーの廃棄費用も考慮する必要があります。以下は業者別の廃棄費用の目安です。

業者の種類廃棄費用
ディーラー無料~約1,000円
カー用品店無料~約1,000円
整備工場無料~約1,000円
ガソリンスタンド無料~約1,000円

多くの業者では、バッテリー本体の価格や工賃に、古いバッテリーの処分費用が含まれていますが、別途発生する場合もあります。

2. 車のバッテリー交換が必要な目安

車のバッテリーは、エンジン始動やヘッドライト、エアコンの稼働など、電装品に電力を供給する重要な役割を担っています。以下のようなサインがみられたら、バッテリーの劣化が進んでいる可能性があります。早めに点検・交換を検討しましょう。

(1) エンジンがかかりにくい

車のバッテリーの劣化で現れやすい症状の一つがエンジン始動時の不具合です。具体的には、キーを回してもいつもよりセルモーターの回転が弱々しい、何度か試さないとエンジンがかからない、といった症状が現れます。

これらの症状は、バッテリーがエンジンを始動させるために必要な電力を十分に供給できなくなっているサインです。特に気温が低下する冬場などは、バッテリーの性能が落ちやすいため、症状が悪化することがあります。

ただし、ハイブリッド車はエンジンをかけるためのセルモーターの音が聞こえません。そのため、ハイブリッド車はエンジンのかかりにくさだけでバッテリー劣化を判断することはできないので注意しましょう。

(2) アイドリングストップ機能が作動しなくなる

アイドリングストップ車は、頻繁なエンジンの始動と停止によりバッテリーへの負荷が大きくなるのが特徴です。

バッテリーの電力が十分でない場合、車両のコンピューターが安全性を考慮し、アイドリングストップ機能を自動的に無効化することがあります。

アイドリングストップ機能が作動しなくなる、または警告灯が点灯するなどの症状が現れた場合、バッテリー劣化の前兆である可能性があるでしょう。

(3) バッテリー液が変色している

通常、バッテリー液は無色透明の液体です。バッテリーが正常に機能していれば、澄んでいて濁りはありません。

しかし、車のバッテリー液が濁っていたり、黒や茶色に変色したりする場合、バッテリー内部が劣化しているサインと考えられます。

バッテリー液の変色は、極板の劣化などで発生することが多く、バッテリーが本来の性能を発揮できなくなっている可能性が高い状態です。

このような場合、バッテリー液の補水による回復はほとんど期待できず、バッテリーの寿命が近づいている重要な兆候といえます。

(4) バッテリーの寿命が近づいている

車のバッテリーは、一般的に使用開始から2~3年程度で寿命を迎えるといわれています。使用年数が2〜3年を超えている場合は、バッテリーの劣化が進んでいる可能性が高いため、交換時期が近いと考えられます。

ただしあくまで目安であり、車の使用状況や環境によっても変動します。

3. 車のバッテリー交換を安く抑える方法

車のバッテリー交換の費用を抑えるためには、いくつかの方法があります。

方法内容
自分で交換する必要な工具と知識があれば、工賃がかからないため費用を抑えられる
安価なバッテリーを選ぶ高性能なバッテリーは高価だが、車種に合った標準的な性能のものを選べば費用を抑えられる
バッテリー本体を持ち込む交換作業のみを業者に依頼し、バッテリー本体はインターネットなどで安く購入して持ち込む方法も有効である
キャンペーンを利用するカー用品店や整備工場では、時期によってバッテリー交換の割引キャンペーンを実施していることがある

自分で交換する方法は、必要な工具があれば工賃がかからないため、費用を抑えられます。また、高性能なバッテリーではなく、車種に合った標準的な性能を選ぶことも費用を安く抑えるための方法です。

愛車の状態やDIYスキルに合わせて、最適な方法を選択しましょう。

4. 自分でバッテリー交換する際の手順

自分でバッテリー交換を行う場合、以下の手順で進めましょう。

(1) 必要な工具を準備する

車のバッテリー交換に必要な以下の工具を準備しましょう。

・新しいバッテリー
・スパナやレンチ
・ワイヤーブラシ
・養生テープ
・軍手またはゴム手袋

安全に作業を行うために、必ず軍手や保護メガネを着用してください。また汚れてもいい服装で行うのがベストです。

(2) バックアップ電源を使用して電気系統の遮断を防ぐ

次の工程で行うバッテリー端子の切り離しは、車の電気系統が完全に遮断され、カーナビ、ラジオ、時計などのメモリーが消去されてしまいます。この問題を回避するため、バッテリー交換時にはバックアップ電源の使用がおすすめです。

バックアップ電源は市販されており、バッテリーを取り外している間も車に最低限の電力を供給できます。これにより、カーナビや各種電子機器のメモリーを保持したまま、安全にバッテリー交換を行うことができます。

(3) 古いバッテリーを取り外す

車のエンジンを停止し、キーを抜いた状態で、バッテリーの-端子から+端子の順番に取り外します。その際に端子を外す順番を間違えるとショートの危険がありますので、気を付けましょう。

次にバッテリーの固定金具をレンチなどを使い取り外します。端子がさびている場合は、ワイヤーブラシなどでさびを落としていきます。

(4) 新しいバッテリーを取り付ける

新しいバッテリーを固定し、はじめに+端子を、次に-端子を取り付けます。取り外す際と順番が異なるので注意しましょう。

(5) 取り外したバッテリーを処分する

エンジン始動確認後、取り外した古いバッテリーは適切に処分します。取り外したバッテリーは発火の危険があるため、カー用品店やガソリンスタンドなどの専門業者に破棄を依頼しましょう。

5. 車のバッテリーを長持ちさせる方法

車のバッテリーを長持ちさせるためには、日頃の心がけが大切です。

(1) 定期的に点検する

車のバッテリーを長持ちさせるには、バッテリーの液量が規定範囲内か、端子の腐食やゆるみがないかを日頃から確認しましょう。

定期的な点検を怠ると、バッテリーの寿命を縮めてしまったり、突然のバッテリー上がりを招いてしまったりする可能性があります。

バッテリー液の量は、バッテリーの性能を維持する上で非常に重要です。液量が減っている場合は、補充することでバッテリーの劣化を防ぐことができます。

なお、近年主流となっているメンテナンスフリータイプのバッテリーは、バッテリー液量の確認や補充ができない構造となっています。一方、補水可能なバッテリーの場合は、液量が規定範囲内にあるか確認し、不足している場合は精製水を補充しましょう。

また、点検の際には、バッテリーテスターを使用して電圧を測定することも有効です。電圧が低下している場合は、バッテリーの劣化が進んでいるサインですので、早めの交換を検討しましょう。

自分での点検が難しい場合は、カー用品店や整備工場など専門家に点検を依頼するのがおすすめです。グーネットピットでは、定期点検を依頼できる近くの整備工場を簡単に検索できます。

(2) バッテリーを充電する

バッテリーを長持ちさせるためには、適切な充電も重要です。特に、短距離の移動が多い場合や、長期間車を使用しない場合は、バッテリーが充電不足になりやすい傾向があります。

バッテリーの充電不足を解消するには、週に一度、30分以上を目安に車を走行しましょう。また市販のバッテリー充電器を購入して自宅で充電したり、カー用品店や整備工場などで、バッテリーの充電サービスを利用したりするのもおすすめです。

さらに、長期間車を使用しない際は、バッテリーの端子を外すことも有効な対策の一つです。

車はエンジンを止めても、微量の電流が常に流れており、バッテリーの電力は徐々に消費されていきます。バッテリーの端子を外すことで、車に流れる電流を完全にシャットダウンでき、結果としてバッテリーの放電を防ぎ、寿命を延ばすことができます。

ただし、端子を外すことで、カーナビ、時計、ラジオなどの電子機器のメモリーが消去され、再設定が必要になる点は注意してください。

(3) バッテリー上がりに気をつける

バッテリー上がりは、バッテリーが過度に放電し、エンジン始動に必要な電力を確保できなくなった状態を指します。

バッテリーが上がるとエンジンがかからなくなり、車を使用できなくなる重大なトラブルにつながります。特に、ライト類の消し忘れは、短時間であっても電力の消費が大きく、バッテリー上がりの原因になります。

バッテリー上がりを防ぐためには、エンジン停止後、ヘッドライトやルームランプなどの電装品を消し忘れていないかライト類、カーナビ、エアコンなどの消し忘れがないか、車を離れる前に必ず確認しましょう。

6. 車のバッテリー交換費用に関するよくある質問

(1) バッテリー交換の費用はいくらくらいが相場ですか?

車のバッテリー交換にかかる費用は、バッテリー本体の価格、交換工賃、古いバッテリーの廃棄費用によって変動します。例えば、一般車用バッテリーをカー用品店で交換した場合の費用は約4,000~8,000円です。

(2) バッテリーが弱っているサインは?

車のバッテリーが弱っている、あるいは劣化が進んでいるサインは以下の通りです。

・エンジンがかかりにくい
・アイドリングストップしなくなった(アイドリングストップ車の場合)
・バッテリー液が変色している
・バッテリーの電圧が低下している

このような症状がみられたら、交換時期が近い可能性があります。

7. 車のバッテリー交換をするならグーネットピットをご活用ください

車のバッテリーは、使用開始から約2~3年経過していたり、エンジンがかかりにくかったりする場合、交換を検討しましょう。
車のバッテリー交換は自分でも行えますが、作業に不安がある場合は、グーネットピットをご活用ください。 

グーネットピットは車のバッテリー交換を行える近くの整備工場を料金や車種などの条件にあわせて簡単に検索できます。

車のバッテリー交換に不安がある人は、近くの整備工場に作業を依頼してみてはいかがでしょうか?

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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