BMW　F20　AT変速不良診断｜車検・点検・修理のグーネットピット

車はF20　116i　





症状はトランスミッションの変速不良です。



当初はATF交換してみましょうって話でお預かりしました。







リフトセクションへ移動、ATFを抜きます。

って、、、、、、、、、





色がヤバイ、、、、、、、、、

F20に積まれるオートマチックトランスミッションはZF社製8速です。



ATFは透き通った色でないといけません。





これは間違いなく冷却水が混じってます。





慌ててお客様へご連絡、、、、、、、、、、、







「どうしたらいいのでしょうか？」とお客様もお困りの様子、、、、、、、、



そりゃそうです。

こんな事誰が予想できたか、、、、、、





悩んだ私は少し時間を下さいとしか言えず、、、、、、、、







悩んでても仕方ないので車へ、、、、、、、、





こうなればやるべき事はひとつ！





手袋をはめて、、、、、、、、

オイルパンを、、、、、、

外しました。



冷却水と混ざったATFが乳化してオイルパンの底に沈殿してます。





これは変速もうまく出来ない事でしょう。

このミッションが使えるか使えないかは一旦置いておいて現状を把握できていないと正確に見積りできないのでメカトロニクス（バルブボディ）も外します。

ミッション側は、、、、、、、

この感じは冷却水と混じったままかなり走行していたのかも、、、、、、、、、





冷却水が混ざった原因はATのヒートエクスチェンジャー（オイルクーラー）です。



水冷の為ラジエター冷却水でATFを冷やしたり、逆に暖めたりします。





詳しいことはまたご紹介できたらすることにします。

メカトロニクスはさっと清掃してみましたが乳化した成分が内部に詰まっていることは明白でメカトロニクスは交換が必要かと、、、、。





メカトロニクスASSYでの供給でとんでもない値段、、、、、、、、。





更に中古のメカトロニクスはイモビライザーの絡みで使用不可です。





そのうち中古で交換できるように対応していく予定ですが、、、、、、、、







メカトロニクスはEGSとシフトソレノイド、バルブユニットと一体なのです。





油圧経路も複雑なので分解するのは避けられていますが油圧プレートだけ手配してオーバーホールも可能です。

しかし純正部品としての供給は無いため海外から取り寄せ、時間がかかります。







結果から申し上げると今回の診断は決着がつきました。





車もストレス無く走るようになり、一安心でした。







どうしたかはまた時間が許す時にでもご紹介できればと思います。







まだまだ作業やお見積もり、ご入庫の予定もありますので頑張りたいと思います。





お車に少しでも異常を感じたら是非、当工場までお気軽にご連絡を、、、、、、、、





皆様からのお問い合わせ心よりお待ちいたしております。

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