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2021年08月27日 18:11フォルクスワーゲン ゴルフ TSIハイライン 12ヶ月点検 ブローバイホース/リアブレーキパッド・ローター交換
今回は平成21年式 1KCAV型 フォルクスワーゲン ゴルフ TSIハイラインのご入庫になります。
ゴルフとしては6代目に当たる当モデルですが、ターボチャージャーのみのコンフォートラインと違いハイラインはスーパーチャージャーも搭載されたツインチャージャーとなっております。ツインチャージャーと聞いて、伝説的な存在であるGr.B時代のWRCを戦い、高い戦闘力を示しながらも悲劇的な事故によって”無冠の帝王”となってしまったランチア・デルタS4や、当時全日本ラリーで1600㏄までのBクラスを戦うためにターボ係数を考慮した930㏄という特異な排気量を与えられ、一時代を席捲した全日本スペシャルなラリーウェポン・日産・マーチR等を思い浮かべる熱心なモータースポーツファンの方もいるかと思いますが、こちらのTSIハイラインはそういったモータースポーツベースやハイパフォーマンスモデルの類ではなく、小排気量のガソリンエンジンに過給機を組み合わせ充填効率を上げることで燃費や環境性能を追求した、所謂ダウンサイジングエンジンのハシリといえる存在です。
しかしこちらの個体は少々変わった個体で…
ブレンボ製4POT対向フロントキャリパーやビルシュタイン製車高調、更にフロア下にはCOXのボディーダンパーといった装備が奢られ、走りの面でのアップグレードがされているなかなかマニアックな個体です。
さて、今回はオイルが滴るほど漏れているので直してほしいとの要望をお客様から承りましたが、ヘッドカバーを覆う化粧カバーを外したところ早速原因が発覚しました。
こちらのホースはクランクケースからヘッドカバー内部に吹き返すブローバイガスと呼ばれる有害な未燃焼ガスを吸気側に還元し再燃焼させるためのものなのですが、ヘッドカバー側がサックリと裂けて抜けてしまっていました。
無論ブローバイガスには潤滑の為にエンジンルーム内を循環しているエンジンオイルも混じってくるので、このように盛大にオイル漏れしてしまいます。
というわけで部品を取り寄せて交換です。といってもクランプも何もなくヘッドカバーとインテイクパイプにサクッと刺さっているだけのホースなので、交換は至ってイージー。
問題は部品代で、こんなちっぽけなゴムホースとワンウェイバルブだけのシロモノがなんと17000円以上もします。欧州車を維持し続けるのは覚悟を要しますね。
交換後は漏れたオイルを綺麗に洗い流します。当然と言えば当然ですが、雫ができるほど漏れていました。
次回車検までは持ちそうな気もしますが、残量が怪しかったリアのブレーキパッドも今回交換。
欧州車の場合ローターが減りやすく、パッドのみの交換では当たりが悪くなってブレーキ鳴きの原因となり易いので、当社ではパッドとローターはセットでの交換を推奨しています。
対象車両情報
| 初年度登録年月 | 平成21年 | メーカー・ブランド | フォルクスワーゲン |
|---|---|---|---|
| 車種 | ゴルフ | グレード | TSIハイライン |
| 型式 | ABA-1KCAV |
