スズキジムニー　JA11　エンジンオーバーホール　F6A　続編｜車検・点検・修理のグーネットピット

ジムニーエンジンのオーバーホールの続編です。
分解が終わった各部品をまずは洗浄します。
１枚目の写真を見ると「何じゃこりゃ？」ですよね？
これは超強力洗浄剤に漬けた部品から浮き出た汚れです。
長年にわたりこびり付いた汚れもビッチリ堆積したズラッジもキレイに溶かしてくれる優れモノです。
ある程度ケミカルで汚れを落とした後は、ウエットブラストで残った表面の汚れを吹き飛ばしていきます。
このウエットブラストはメディアに重曹を使うので部費の表面を傷つける事無く汚れだけ取ってくれます。

次は測定作業です。
エンジン内部は常に回転や往復運動によってパーツ同士が擦れあっています。
この摩擦を潤滑するためにエンジンオイルが入っているのですが、それでも長年の使用ですり減ってきます。
メーカーが定めた基準に従って各部品を測定します、幸いにもピストンもシリンダーも十分使える状態だったので再使用出来ます。
心配だったクランクシャフトも傷を磨いてから測定しましたが基準値内でした、よかった！

さて、組立作業に入ります。
けっこう細かい作業なので集中してすすめます。
（写真を撮り忘れた言い訳ではありません・・）

組みあがったエンジンは、もう一度細部をチェックしてもとのエンジンルームへ納めます。
エンジンルーム内の配線、ホース類、燃料系統のエキゾーストを組付け最後にバッテリーを繋ぎます。

もう数えきれない数のエンジンを組んでますが、火入れの瞬間は緊張します。

無事に蘇ってエンジンが始動しました！
十分に暖気したところで細かい調整。

これでまた当分のあいだ元気に走ってくれるでしょう。
今回はお客様のご意向で費用をできるだけ抑えた作業となりました。
旧型エンジンの修理もぜひご相談下さい。

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