ヘッドライトバルブ交換後の光軸調整 ！｜車検・点検・修理のグーネットピット

ヘッドライトバルブをご自分で交換されて、光軸の調整作業をご依頼いただきました。
ライトやバルブを交換したときや事故やサスペンションの劣化等でも光軸がズレてし
まう場合があります。
調整はヘッドライト・テスタを使用して行う作業です。ヘッドライトの明るさ（光度）
と主光軸の振れが測定できる光学装置です。
ヘッドライトには、ロービーム、ハイビームが備えられていますよね
照射距離は道路運送車両の保安基準で定められていて、ロービームは前方40ｍ、
ハイビームは前方100ｍ先を照らすことができ障害物が見えなければなりません。
対向車や前走車が存在する場合には、ロービームを使用することとされています。

ロービームはすれ違い用前照灯、すれ違いビームともいって、光束は下向きでやや
左側を照らす ！という配光特性にすることで、すれ違い時の対向車の眩しさを軽減
しています。

カットオフ（照射方向を調整する際に用いる光の明暗の区切線）を有している前照灯は
前方10ｍの位置において、※エルボー点が前照灯中心の水平面より下方２㎝及び15㎝
の間にあり、左右27㎝の間の位置にあること。
（規定の位置になくてはならない　審査規程5-58-2-1）

※エルボー点とは⋰
すれ違い用前照灯において右半分と左半分のカットオフの交点で、
ヘッドライトをつけたときに光がカットされて角度がついている部分です。

このテスタは⋰
ヘッドライトの明るさ（光度）と主光軸の振れを測定する光学装置で、
光軸の振れは10ｍ前方の位置に換算してｃｍ単位で示されます。光電
センサを内蔵し、ヘッドライトの照射に伴う光度と主光軸を測定します。

スバル　フォレスター（右）光軸測定調整

スバル　フォレスター（左）光軸測定

調整
主光軸は照射される光線の光学的中心線です。保安基準により
主光軸の向きが基準内に収まるよう定められています。

⇧　　　　　　　⇧　　　　　　　⇧
続きまして、こちらはフォレスターの光度の測定値です。
ヘッドライト光度基準は１灯につき6,400カンデラ以上で、
右ヘッドライトの光度は25,000カンデラ
左ヘッドライトの光度は25,300カンデラでした。

光度の単位カンデラ（㏅）はラテン語で、ろうそくの意が
あるようです。

あらためてのお話になりますが
ライトやバルブを交換したときや事故やサスペンションの劣化等で
も光軸がズレてしまう場合があります。

40ｍ先の障害物が見えて、
対向車が眩しくないよう照射方向を調整する基準があり車検でも検査
される重要項目です。

余裕のある忙しさ ! 　光軸の調整承ります。

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