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2019年02月02日 17:11トヨタ ラクティス NCP100 加速不良修理
お客様から加速時に息継ぎの様な症状が出るという事で入庫
試乗してすぐに症状が出ました。
現段階ではエンジン系統等にエラーは見当たらない。
分析すると
①加速時に燃料カットが起きたような定周期の息継ぎが発生する。
②坂道で顕著に表れる。
③CVTの変速が少しギクシャクしている(特に発進時と車両が停止する時)
④トランスミッションの1速固定、後退時でも発生
⑤ストールテスト(ドライブレンジでブレーキを踏んだままアクセルON)でも発生
第一に考えるのが点火系統であるが、症状自体が失火っぽくない・・・
知り合いの整備士にも意見を聞きながら分析するが、CVTっぽいな~とも思う。
とりあえず、失火という可能性を完全排除しないといけないからスパークプラグを変えてみる。
一本が高価なスパークプラグなので金額的に痛い。
結果、スパークプラグではなかった。
イグニッションコイルはもっと高価なので他の車のコイルを付けて試してみるが、
イグニッションコイルでもなかった。
予想できた事だけど、難しい。
次はCVTを疑う
ストールテストの時はCVTのベルトは動いていないからベルトの滑りではないな。
経験上ではベルトの滑りの症状とは明らかに違う
滑るとガガガガガ・・・みたいな感じだったり駆動がロスしている感じになるので。
個人的にはCVTプーリーのプライマリとセカンダリがうまく制御できてない感じ。
しかし、当該車両は走行47000Kmなのでエンジン、トランスミッションが痛んでるとも思えないという感覚が診断の邪魔をする。
CVTは高価&重整備になるので試しに替えてみるっていう事もできんしな~
もしCVTじゃなかったらそれこそ地獄。
どうすりゃいいんだ~!!
超絶中略
悩んだ結果、原因は
A/Fセンサー!!
※/Fセンサは排気ガス中の酸素濃度(混合気の空燃比)をリッチからリーンまでの広範囲にわたりリニアに検出することができる。O2センサーのグレードアップ版ですね。
悩みスパイラルに陥った原因
本来ならA/Fのセンサー信号が異常と判定する閾値(しきいち)を規定回数超えたらエンジンチェックランプを点灯すると共にコンピューターはフェイル制御に入り安全圏内の値でエンジンを制御する。
しかし、そこまでに至らない異常信号でなのでエラーは出ないし、調子はおかしくなる。
間違った信号のままコンピューターは燃料噴射量を制御するので燃料カットの様な症状が出たという事ですね。
苦しんだよ。
と同時に整備士としての能力が低いと再認識した一件でした。
今回、エラーが出ていなくてもセンサーの値等をよく観察する事が大切だとわかりました。
対象車両情報
| 初年度登録年月 | 平成20年 | メーカー・ブランド | トヨタ |
|---|---|---|---|
| 車種 | ラクティス | 型式 | DBA-NCP100 |
