自動車ジャーナリスト

九島辰也

 男性ファッション誌や一般誌などでも活躍し続ける自動車ジャーナリスト。その知見は広く、プライベートでも、アメリカ、ドイツ、イギリスと、各国のクルマを乗り継ぐ。

 

腕時計デザイナー

山崎みどり

 モデルやタレントとして活躍しながら、華やかなファッションウォッチブランド「FACEAWARD」のデザイナー兼代表を務める。好きなBMWの新型SUVに興味津々の様子。

 
 
 BMW新型X3。プレミアムスポーティブランドBMWの美点が凝縮されたアクティブなSUVがもたらす本当の「豊かさ」とは何なのか。自動車ジャーナリストの九島辰也さんとウォッチブランド「FACEAWARD」のデザイナー兼代表、山崎みどりさんをニューモデルのシートにお迎えし、都心から中伊豆までのショートトリップを通して、新型X3の魅力と、大人に求められるクルマについて語っていただきました。

九島辰也(以下 九島):さあ着きました。なんだか都内を出てここまであっという間でしたね。

山崎みどり(以下 山崎):本当ですね。とても快適でした。

九島:時間にしたら、2時間くらいは走ったのに、運転支援システムのレベルが高くて、まったく疲れていません。

山崎:私もです。半自動運転はとてもスムーズで、すっかりくつろいでしまいました。

九島:今回はBMWのSUVモデル「X3」、その新型に乗ってきたのですが、ドライバーとしては豊かなフィールも存分に楽しむことができました。助手席に座っていても、自然な挙動が心地よく、乗っているすべての人が快適なクルマです。まさにBMWでした!

 
 
※ナンバープレートは、はめ込み合成です。
 
 

山崎:BMWのSUVは、じつは以前から気になる存在でした。すごくアクティブなポテンシャルを秘めているのに、凛としてエレガントなデザインを身にまとっている感じで、とても素敵です。

九島:山崎さんがいま言われた、「アクティブ」という言葉ですが、これをBMWというブランドは、ことのほか大切にしていると思います。その証拠に、SUVを作るにあたって、SUVとは呼ばずに独自に「SAV」と名付けているのですから。

山崎:SAVですか?

九島:スポーツ・アクティビティ・ビークルの略なのですが、そこには、単なるユーティリティには終わらない、活動的なライフスタイルを目指していくという確固たる姿勢が感じられます。

山崎:今日も道すがら、自然とワクワクした気持ちで乗っていました。疲れるどころか、出発する前よりも元気になっています(笑)。

九島:僕も仕事ではもちろん、プライベートでもBMWに乗っていましたが、クルマとしてしっかり作られているので、動的なパフォーマンスだけでなく、静粛性、機能性、内装の仕上げに至るまで、不満に思うところは見つけにくいですね。

山崎:プロの方がそこまで高く評価するのはすごいですね。わたしは、ひと目で「BMWだ!」とわかるデザインがやはりさすがだと思います。

九島:そうでしたね!山崎さんは腕時計のデザイナーさんでしたね。デザインの観点からすると、この新しいX3はどのように映るのでしょうか。

 
 
 
 

山崎:BMWという伝統と、SUVとしての決まりごと、さらにはX3としてのアイデンティティをすべてリスペクトしながら、新たなポテンシャルを期待させてくれる。そういう感じでしょうか(笑)。

九島:さすがですねー。クルマの世界ではときどき、それまでとはまったく違ったデザインのモデルが登場したりします。それは真新しく映るので、短期的には注目や人気を集めたりもします。ところが、長続きはしないのですね。先程のお話のように、ブランドやモデルのアイデンティティ、伝統の縛りから解放されたデザインというのは、ある意味もろさや儚さという危険をはらんでいます。

山崎:わかります。自由な発想、斬新なデザインというのは、たしかに耳障りもよく魅力的に思えます。でも、日常的に触れたり身につけたりするものでは、個性的な主張が強すぎると、使う人間の方が疲れてきてしまいます。それをBMWというブランドはさすがによくわかっているのだと思います。

九島:なるほど。今までに多くのデザイナーがその時代に合わせてクルマをデザインしてきました。それらが発表された当時は、革新的、前衛的などと持ち上げられるけれど、しばらくして振り返ると正反対の評価、ということは少なくないですね。BMWはというと、モデルごとの世界観をアピールしながら、左に右にとそれぞれ意図的にはみ出しながらも、BMWというレールの上をしっかりと走っていることがわかります。

山崎:理想的ですね。腕時計のデザインをしながら、一つ一つのモデルに「伝えたいテーマ」を込めるのですが、つねにその根本にある「ブランド」というブレないスピリットを意識するように心がけています。このニューモデルは刺激や教訓を与えてくれるデザインです。適度な驚きやワクワク感を発信しながら、BMWというブランドやX3というモデルに対する「期待」を損なうことはけっしてない。絶妙な緊張感といいますか、抑制の効いたデザインワークだと感じます。

九島:今度デザイナーに会ったら聞かせたいですね、いまの話(笑)。「よく解ってるじゃないか」という顔をしながら、喜ぶと思いますよ。

山崎:ところでこのX3ですが、とても運転がしやすいですね。座り心地のよいシートはベストなポジションにすぐセッティングできますし。

九島:そこをコメントするのは、すごいですね。山崎さん、相当なクルマ好きですね。

山崎:いえいえ(笑)。日ごろそれほど運転はしないのですが、今日みたいなドライブは大好きです。X3は見晴らしがよくて、とても運転しやすいですね。また助手席に座らせていただいても、乗せられているという「荷物的」な感じではなくて、感性に自然な挙動といいますか、すごく心地いいです。

九島:素晴らしい。まさにそのとおりで、やれ何馬力だ、新技術だという「目に見える」ものだけではなく、「感じられる領域」にも注意を払いたいものです。BMWはその領域にも長けています。世の大人たち、諸兄やお姉さま方には、是非そういうクルマ選びをしてほしいですね。

山崎:ところで九島さん。今日みたいなドライブに出かけるときには、このX3はとても素晴らしいクルマだと思うのですが、日常の道具として使う場合にはいかがでしょうか?

九島:このブランドが本当に凄いのは、ハイレベルな走りのパフォーマンスだけではなく、普通のクルマとしての仕事、つまり「日常の足」としてとても頼りになる存在であるというところです。たとえば、エアコンやオーディオ、カーナビなどの操作でユーザーを迷わせたり悩ませたりしない、というのも美点のひとつです。インフォテインメントの優秀さにおいてはライバルたちの先を行っています。

 
 
 
 

山崎:とてもスタイリッシュなインテリアなのに、風向や温度調節がとても簡単でした。ひとのクルマに乗せてもらうと、迷ってしまって、そのクルマのオーナーさんにお願いするのに、X3では迷わないで操作できました。細かいですが、そういうストレスがないのはうれしいですね。また、エアコンが左右分かれているのも、女性にとってはポイントが高いですね。

九島:カーナビもよくできています。高額な純正オプションとなっていながら、ものすごく使いにくいカーナビに出会うことが少なくありませんからね(笑)。それは本当に疲れますし、初めての場所に行くようなドライブでは、時間のロスにもつながります。ですが、BMWのナビはいつも使いやすいです。

山崎:次々に時間短縮ルートを提案してくれるのも忙しいときにはうれしいですね。今日もゆったりと走ってきたつもりなのに、予定よりも随分と早く着くことができましたから。

九島:いきなり乗って、自分の乗り慣れたクルマのように操作できるのは気持ちいいですよね。ところで、今回このクルマはディーゼルエンジンを搭載していたのですが、わかりましたか?

山崎:全然わかりませんでした。とても静かでしたから。そして、ものすごくパワフルに感じました。

九島:最新のディーゼルエンジンはよくできています。とくに低回転からの力強さは驚きです。また燃費のよさも特徴のひとつで、そういう意味でのストレスも少ないですね。

山崎:先程の急な坂道が続く峠でもスイスイ進めて、凄いなぁと感心していました。

九島:そしてラゲッジスペースも広々としていて開口部が広い。荷物の積み降ろしがラクです。

 
 
 
 

山崎:高さもちょうどいい感じで、すごく広いですね。床下にもいろいろ収納できて使い易そうです。

九島:あらゆるところが「使い勝手」を考えてデザインされているのがわかります。足をリヤバンパーの下で動かすと、テールゲートが自動開閉する機能も、両手がふさがっているときには便利ですね。

山崎:ええ、とても。ルックスや走りだけでなく、じつは驚くほど機能的なクルマなのだということが、ここに来るまでにもよくわかりました。本当に洗練されていますね。

九島:今回は都心からの片道150km程度でしたが、もっともっと遠くまで足を伸ばしたくさせるクルマですよね。ロングドライブの文化があるヨーロッパブランドのなかでも、BMWの優秀さは光ります。

山崎:本当ですね。到着した時にも、若干まだまだ走っていたいなぁという気持ちでいました。

九島:X3はかなり快適ですね。元気一杯で目的地に着いて、よーし楽しむぞー!という気持ちになりますから。では、行きましょうか!

山崎:はい。広いぶどう畑に素敵なシャトーが建っているのが見えて、先ほどからテンションが上がりっぱなしです(笑)。

 
 

九島:ここ中伊豆ワイナリーヒルズは以前にも訪れたことがあるのですが、広大なぶどう畑の景色と、このシャトーがとても印象に残っています。今の季節は収穫されたぶどうたちが圧搾され、樽の中に入れられて長い熟成の眠りについていることでしょう。そして素晴らしいのが、シャトーの地下に広がるこのワインセラーです。こちらには一躍世界に名を広めたオーパスワンを中心に、名だたる産地のヴィンテージが静かな眠りについています。

山崎:シャトーマルゴーなど、ワイン通でない私でも知っている高級ワインが数多くあります。100年前のボトルまで!

九島:この空間落ち着きますね。

山崎:そうですね。とても静かで、かすかにぶどうの香りもして、何十年もの眠りについているワイン達に囲まれて、時間が止まっているようです。

九島:ワインを眺めていたら、なんだかお腹が空いてきました。

山崎:おいしい空気を吸いましたし、食事にしましょうか。

九島:中伊豆ワイナリーヒルズは料理にも定評があります。いくつかのお店がありますが、今回は伊豆や箱根など地元の素材を使ったメニューが楽しめる「ナパ バレー」に来ました。

山崎:丘の上からぶどう畑を眺めての素敵なランチ。贅沢ですね。お料理もとてもおいしいです。

九島:おいしい料理といっしょにここでつくられたワインも楽しみたくなりますが、僕は帰りも運転したいので、ソフトドリンクにします。山崎さんは遠慮なさらずに飲んでくださいね。

山崎:ありがとうございます。でも、私も帰りに運転したいので遠慮しておきます(笑)。

九島:X3、いいクルマですよね(笑)。ショップがあってワインも販売しているので、お土産に買って帰りましょう。クルマのあとは家でワインのテイスティングです。

 
※ナンバープレートは、はめ込み合成です。
 
 

山崎:今日はドライブを楽しんで、印象深いぶどう畑の景色を眺めながら散策をして、そしてワインセラーの見学の後には美味しいランチ。でも、まだお昼なのですよね。盛りだくさんです。

九島:クルマがいいとレジャーは本当に充実しますよね。BMWは人間工学をよく研究して作られていますが、いつ乗ってもしっくりときます。自然な運転操作や空間設計によって、身体的にもラクですし、気持ちも元気になります。

山崎:本当ですね。せっかく楽しみにしていたドライブなのに、目的地に着いたらもう疲れていて、「とにかくどこかに座って何か食べよう」というのが多いパターンですからね(笑)。

九島:どこに行くか、というのももちろん大切なのですが、「どんなクルマで行くか」というのは、レジャーの満足度を左右するキメ手になりますね。そしてこれから東京に帰るのですが、それもまた楽しみ(笑)。

山崎:はい、本当に。通勤やお買い物といった日常の使い方にも十分応えてくれそうですが、こういった遠出ではクルマの魅力が引き出されますよね。もっといろいろなところに出かけて行きたくなるクルマです。

九島:X3の4WDはとてもレベルが高いので、雪山にも安心して出かけられますよ。山崎さんが言われるように、このクルマが自分のガレージにあったら、今度の休みにはあそこに行こうとか、あれをしよう!といったアイディアがたくさん湧いてくるでしょうね。

山崎:日々の生活やメンタルをすごくアクティブにしてくれるクルマだなぁと思います。こんなによくできたクルマとは知りませんでした。マイカーとしてほしくなってきました。

九島:失敗は無いですよ。そして、知人や友人にも安心して勧められるクルマだと思います。

山崎:よくクルマの運転が苦手だと言う女性に出会いますが、じつはそんな私もあまり運転する方ではありません。ですが、このX3は視界がとても広く、クルマがコンパクトに感じられてとても運転しやすいのが気に入りました。

九島:不安なく運転できるというのはストレスにならなくていいですよね。先進のテクノロジーで注目されることが多いBMWですが、実はクルマの基本的な作りのよさが何にも勝って素晴らしい。

山崎:人気があって当然なわけですね。いい体験をさせていただきました。

九島:BMWはもちろんプレミアムブランドではあるのですが、その中でもスポーティさ、気持ちの良いドライビングに非常に強いこだわりを持つブランドで、長年にわたってそれを追求し続けています。そういったブランドのバックグラウンドまでも、この一台のX3を通して感じられるということが、あらためて解った素敵なショートトリップでした。

 
 

 
九島辰也
 BMWは、ジャンル、サイズを問わず、「ピントがしっかりと合った」クルマ作りをすると語る九島さん。今回のX3も、体にジャストフィットするテーラードスーツのようで非常に心地いいとご満悦の様子でした。

 
山崎みどり
 「じつはすごく気に入りました」といい、かなり真剣な眼差しでX3をチェックしていた山崎さん。デザイナーの彼女は、X3の造形から、デザイナーの意図を感じ取ろうとしていました。山崎さんがデザインするのは、眩いばかりに輝く高品質ジルコニア「Swarovski®Zirconia」を手作業で一つ一つ丁寧にジュエリーセッティング(爪留め)したファッションウォッチ「FACEAWARD」。

 
BMW X3 xDrive20d Mスポーツ(8速AT)
全長×全幅×全高
ホイールベース
トレッド前/後
車両重量
エンジン
総排気量
最高出力
最大トルク
ブレーキ前後
タイヤ前後
  4720×1890×1675mm
2865mm
1600/1615mm
1860kg
直列4気筒DOHCターボ
1995cc
190ps/4000rpm
40.8kgm/1750-2500rpm
Vディスク
245/50R19
販売価格  639万円 - 710万円(全グレード)
 
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 東京と名古屋からクルマでおよそ2時間という、ショートトリップに最適なロケーションには、一面にブドウ畑が広がり、芳醇なワインが生み出されている。趣のあるシャトー見学や乗馬を楽しむことができる。またホテルワイナリーヒルも近接し、ワインと豊かな食事、スパを堪能することもできる大人のレジャースポットだ。

 
・ホテルワイナリーヒル TEL:0558-83-2310 住所:静岡県伊豆市下白岩1434
・中伊豆ワイナリーシャトーT.S TEL:0558-83-5111 住所:静岡県伊豆市下白岩1433-27